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2016-09

植樹地調査  兵庫県豊岡市・宍粟市

くまもり植樹地の実り調査に行きました。

兵庫県豊岡市の植樹地です。

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9月3日 カキ

うれしいことに、2002年に植樹した柿に3年ぶりにクマが来ていました。まだ実が青いうちから食べてしまったようです。これだけ枝を折られたら、次回実を付けるのはまた3年後になると思われます。

 

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クリ

2012年に植樹したクリの大苗に、たくさん実がついていました。なぜか、クリはまだクマが食べていませんでした。

 

以下は、いずれも、スギの皆伐跡地に、大阪のライオンズクラブさんが苗木を植えてくださった植樹地です。

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2012年植樹地 兵庫県宍粟市

シカよけ網の中では、小鳥やテンなどが種を運んできたと思われる芽生えがたくさん出てきて、とてもにぎやかになってきました。研究者に、何の芽か、ひとつずつチェックしていただきました。実に種類が多くてびっくりするほどです。そのうちまとめようと思います。本数で多いのは、サルトリイバラでした。

 

残念ながら、たくさん植えた甘柿の木は、上がほとんどが枯れていました。この地は気温が低すぎて、甘柿は育たないことがわかりました。

不思議なことに、根元の柿の葉だけは元気です。これは、甘柿の苗木は、渋柿の台に接ぎ木したしたものであり、渋柿は寒さに強いから、その部分だけが生き残っているのだそうです。

 

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2014年植樹

 

上の写真は、少し離れた所の植樹地です。パッチディフェンスの網を外して中に入ろうとしましたが、植えた覚えもないクマイチゴなどのイバラ類がびっしり生えており、トゲが服に引っかかって入れません。もったいないのですが、クマイチゴをかなり除伐しました。この場所では、自然に生えた草や木も多かったのですが、ヤマグワやサクラ、クルミなど、植樹した木も良く育っていました。

 

同じような場所に植えたのに、苗木の成長が2012年分と、全く違います。植えてみなければわからないと思いました。何がどう育っているのか。こちらの植樹地もまとめてみたいです。

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2014年植樹

この日の調査は、木に名札を付けて終わりました。写真の右端にある1本切らずに残しておいたスギの木に、何度もムササビが来た跡がありました。1本残しておいてよかったです。夜の森は夜行性動物の出番でおもしろいそうですが、少し怖いです。

 

この日、山で、かわいそうに羽が1枚ボロボロになった大きなガを見つけました。

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幼虫の時、落葉広葉樹の葉を食べるヤママユガ(天蚕)です。このガの成虫には口が無くて、成虫になってからは何も食べないそうです。この蚕から取れる絹糸は、普通の絹糸の100倍も高価なのだそうです。

 

 

 

クマの国でクマを捕殺する理不尽な行政に抗議中 

くまもりはどうしてクマだけ守るのかときかれました。

 

クマだけ守りたい人などいないでしょう。

クマ、サル、シカ、イノシシ・・・人間に生息地を破壊された挙句、理不尽にも大量捕殺されていく絶対的な弱者たちのために声を上げようと私たちは20年前に決意しました。不幸な犬や猫も気になります。子どもなど、弱い立場の人間のことも気になります。すべて原因を作っているのは強い立場にいる人間です。助けられるときには、私たちも動きます。

しかし、何もかもになど、とても手が回りません。その上、少数であっても、すでに彼らを守ろうと取り組んでくださっている団体がいくつかあります。心強いし、感謝でいっぱいです。

一方、有害獣というレッテルを張られた野生動物たちを守ろうという団体はありません。だから私たちが声を上げたのです。しかも、私たちは、野生動物を守らないと、人間もやがて滅びることになるという自然界の仕組みを知っています。熊森運動は、人間のためでもあるのです。

 

シンボルにしているクマだけにでも声を上げようと取り組んでいますが、余りにも毎日毎日理不尽な捕殺が多いので、クマだけであってもとても手が回りきらないというのが現状です。特に、クマは、マスコミの「人食いグマ誕生」や、「人殺しグマ」等、おもしろおかしくセンセーショナルな報道によって、一方的に不利な、事実とは全く違う誤った姿を国民に植え付けられてしまっています。マスコミのふざけた報道が、クマ捕殺を促進していると言ってもいいでしょう。

仏教などの影響で、生き物たちをあんなに大事にしてきた日本人だったのに、いつから生き物たちを平気で苦しめ、究極のいじめである理不尽な殺害までするようになったのでしょうか。醜い限りです。

 

〇埼玉県秩父市での、クマ捕殺

事件概要:こちらをクリック

グーグルアースで捕殺された現地を確認して驚きました。クマ生息地のど真ん中に、人間がぽつんと建てた施設で起きた事件でした。ここは、クマの国です。

<熊森本部が、秩父市担当者に電話>

行政:8月29日に、この施設のごみ集積場にて、クマが生ごみをあさった形跡があった。この時期は多くの子供たちが宿泊にやってくる。施設のほうから申請があって、8月30日に有害捕獲用の罠を設置した。設置前に、クマの追い払いや防除は行っていない。捕獲後も、電気柵を設置したりなどの防除はしていない。

 

熊森:人間がクマたちが生息する山中に勝手に施設(埼玉県立大滝げんきプラザ)を建てておいて、生ごみの後始末もせず、クマが生ごみに来たからと言って捕獲して殺処分するのはおかしい。人間として、まず、生ごみを屋外に置かないようにし、クマが来ないように追い払いをするなど、殺さない被害防除努力をするべきではないのか。子どもたちの教育の場で、こんな教育上悪いことをしていいのか。

 

〇群馬県吾妻郡長野原町での、クマと人の格闘とクマ捕殺用檻設置

事件概要:こちらをクリック

<熊森本部が、長野原町の担当者に電話>

 

行政:今回の事件でケガをした人は、音のするものを持って山に入っていなかった。渓流釣り現場は、周囲に背丈の高い草が生えている。人が川の中に入って釣りをしていたところ、前方の繁みからクマが突然現れ、腕や足をかまれたりひっかかれたりした。本日、現場に有害捕獲の罠を設置した。捕獲したら殺処分する。

 

熊森:ヒトとクマ、双方がけがをした不幸な事件であった。人間が怖いクマは、まさかそこに人間がいるなどとは思ってもみなかったので、いきなり出会って恐怖のあまりこのような行動に出た。島根県でも、今年6月15日に渓流釣りの男性がクマにかまれたりひっかかれたりする同様の事件があったが、島根県は、事故現場付近の草を刈り払いして、クマの潜み場をなくした。今回事件が起きた場所は、クマの国だ。まず、すべきは、注意喚起看板の設置や事故が起きた場所の潜み場をなくす等、新たな事件が起きないように対処することではないのか。

 

 

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