ホーム > アーカイブ > 2017-05-17
2017-05-17
奥山植樹地は今、芽吹きの季節
- 2017-05-17 (水)
- _奥山保全再生
5年前、スギの人工林を皆伐した場所に、シカよけ網を張って実のなる木を植樹しました。
1か月前の植樹地の写真です。
シカよけ網の緑以外、緑色のものは何もないといっていいような状態でした。
4月16日の植樹地
しかし、本日行くと、植樹地は新緑でいっぱいでした。
同じ場所とは思えないぐらいです。
5月15日の植樹地
全て、自然のなせるわざです。自然はすごいです。人間にはこんなことはできません。
しかも、人間が植えた苗木以外に、野鳥やテンなどの動物が持ち込んだ種からさまざまな樹木が発芽して、しっかりと育ってきています。
今のところ、特に発芽本数が多いのはコシアブラやクロモジです。クマイチゴも大繁殖の兆しです。
鳥や動物の森造り、すごいと実感します。
植樹したウワミズザクラも元気です。
この植樹地が今後、どうなっていくのか、興味津々。
ずっと調査し続けて、いつかまとめてみたいと思っています。
このような調査に興味のある方は、ぜひ植物の遷移調査にご参加ください。
「とよ」がよくぞここまでに だから狩猟禁止
- 2017-05-17 (水)
- _クマ保全
動物はしゃべれなくても、ちゃんと人間を見ています。
いったん野で大人になったクマは、絶対になつかないと言われていましたが・・・
お世話隊のみなさん、何してるの?プールの中の「とよ」 2017年5月11日
あんなに人間を恐れて、人間を見ては走り寄ってきて全身で威嚇し、とんで逃げていた「とよ」。
無理もないです。人間に死ぬような恐ろしい目に遭わされたのですから。
あの「とよ」が、プールに入ったまま、お世話隊のみなさんの言うことをそばでじっと聞いています。
よくぞここまでに!
クマはしゃべれないけれど、ちゃんと人間を見ているのです。
動物も、人間と同じように心というものを持っています。
人とクマの信頼関係が築けたら、人身事故は激減するでしょう。
クマを殺そうとする人がいる限り、クマは人に出会ったら、命がけで人を排除しようとするでしょう。
動物として当然のことです。
今や、クマを獲らなければ生きていけない人などいません。
クマ狩猟を推進する知事さんたちは、人身事故が起きた時の責任をどうとるのでしょうか。
知事さんは、クマ狩猟を楽しみたいという人の言うことは聞くけれど、狩猟すべきではないというわたしたちの声は聞かれません。
なぜですか?
人とクマの棲み分けが復活できるように、奥山の人工林を早急に自然林に戻して下さい。