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2020-09-11
メガソーラーで、生きものあふれる森17haが伐採危機!
- 2020-09-11 (金)
- くまもりNEWS
9月27日(日)13時30分~ 埼玉県飯能市民会館
埼玉県飯能市は、スギ・ヒノキが人工林が多く、人工林率は82%と埼玉県で一番です。
自然の森がほとんど残っていないこの地域で、わずかに残った豊かな森林(針広混交林)17haが、メガソーラ開発により、伐採の危機にあります。
保護のため買い戻した森林を民間に格安で貸し出し
開発予定地は、入間市、飯能市、青梅市にまたがる加治丘陵(かじきゅうりょう)の阿須山中(あずやまなか)にある飯能市所有の森林約17haです。この森林は、飯能市が、豊かな自然を残そうと20億円かけて買い戻し中の場所です。飯能市は、この森林を、月たった10万円で、一般財団法人インターナショナル・スポーツアカデミーに貸し出し、森林を伐採し、メガソーラー(約11ha)とサッカー場(約1ha)を造る計画が進んでいます。
多額の税金をかけてせっかく買い戻した森林は市民の貴重な財産のはずなのに、一部の人の利益のために破壊することが許されるのでしょうか?
豊かな自然を破壊してしまうことに一番心を痛めるのは子どもたちです。多様な生きものの生息地を奪ってできたサッカー場で子どもたちが喜んでプレーができるとはとても思えません。
森林伐採により、豊かな自然生態系は永遠に失われます。開発地は斜面地で地滑りを起こしやすく、森林を伐採し、根を掘り起こすことで、土砂災害の危険性も高まります。
豊かな自然をどう守る? みんなで考えよう!
熊森は、自然エネルギーに反対ではありませんが、大規模な自然破壊につながる大型風力発電やメガソーラー開発には反対です。地元では、「加治丘陵の自然を考える会 飯能」のみなさんが、メガソーラー開発を止めるために奮闘しておられます。しかし、開発手続は、着々と進んでおり、林地開発許可がおりようとしています。
絶滅危惧種も多く発見される生きものあふれる森を破壊する開発を何としても止めたい。この問題をもっとたくさんの人に知ってもらい、開発を止めるために頑張っているみなさんを応援したいとシンポジウムを企画しました。全国で、風力発電やメガソーラー開発の問題に取り組んでいる北海道の市川守弘弁護士にもお越しいただき講演いただきます。
飯能市、埼玉県だけでなく、この問題に関心のあるみなさんにお越しいただきたいです。
メガソーラー開発に関する詳しい情報は、加治丘陵の自然を考える会 飯能のブログまたはFacebookで。
飯能市 加治丘陵 メガソーラー開発を考えるシンポジウム
2020年9月27日(日) あいさつ 日本熊森協会 会長 室谷悠子 「開発予定地の豊かな自然とメガソーラ計画の問題点」 【 時 間 】開場 13:00 / 開演 13:30~ 【参加申し込み】 Tel:0798-22-4190 FAX:0798-22-4196(熊森協会本部) E-mail:azu.hanno@gmail.com |