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2023-06-17

㈱双日が地元反対や資材高騰により北海道小樽余市風力発電事業中止発表

総合商社の双日株式会社が、6月17日、北海道小樽市と余市町にまたがる山間部で計画していた大規模風力発電事業を中止することを発表することが6月16日に判明しました。

 

 

以下双日HPより。

 

双日株式会社の事業中止発表文

 

ここに至ったのは、6月13日の小樽市長記者会見が大きかったと思われます。

 

小樽市長記者会見

 

熊森から

ネットで調べると、小樽市の市長は迫俊哉(はざまとしや)氏という方で昭和33年生まれです。

熊森本部は早速、FAX:0134-27-4331E-MailまたはE-Mail:koho-kotyo@city.otaru.lg.jpで迫市長に感謝の気持ちを伝えようと思います。
会員の皆さんも一行でもいいので、寄付金よりもふるさとの山を守る方を選択したすばらしい市長を讃え、ぜひ感謝の気持ちをお伝えください。

今回の小樽余市からもわかるように、業者が経産省の認可を受けていると脅かしてきても、地元は泣き寝入りする必要などないのです。

地元の多くの方々が森林破壊型再エネ事業に反対し、首長も一緒に反対してくだされば、ふるさとの山々は守られます。

 

くまもり青森がユーラスエナジーに約束通りみちのく風力発電事業の撤退を求める

青森ではこの度、知事選、市長選が終わり、知事、市長とも、みちのく風力発電白紙撤回を選挙民に約束された方が当選されました。

これを受けて、くまもり青森県支部石戸谷滋支部長は、ユーラスエナジー社HPに以下の書き込みをしました。

 

ユーラスエナジー社は3月の青森市での説明会で、「自治体の首長が認めないかぎり事業は進めない」と明言されました。
今回の知事選と青森市長選の結果を受けて、「約束通り事業から徹底してほしい」です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ユーラス社からの返信は以下です。

 

一般財団法人日本熊森協会

青森県支部 石戸谷滋様

 

平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

 

このたびは当社HPよりご意見を賜り、誠にありがとうございます。

宮下氏、西氏の両氏が(仮称)みちのく風力発電事業に対して反対の立場を取られていることにつきましては、当社として重く、真摯に受け止めております。

 

現在、当社では2023年3月に開催いたしました住民説明会で頂戴したご意見も踏まえ、計画にどのように反映させていくか、見直しを含め社内でも検討を行っております。

今後、各自治体にも当社の見直し後の計画をご説明をさせていただくことを考えており、地域の皆様も含め、事業に対してご理解頂けるよう当社として努力してまいりたいと考えています。

何卒宜しくお願い致します。

 

株式会社ユーラスエナジーホールディングス

 

 

 

これに対し、石戸谷支部長は再度、以下の書き込みを行いました。

 

 

ユーラスエナジーホールディングズ様

 

ご返答をありがとうございました。

その中に「宮下氏、西氏の両氏が(仮称)みちのく風力発電事業に対して反対の立場を取られている」という一節がありますが、これは正確ではありません。両氏とも、単なる「反対」ではなく、「白紙撤回」という言葉を使っているからです。熊森協会青森県支部は、「この事業の白紙撤回を求める」ことを表明し、肉筆の署名を添えた文書を両氏からいただいております。(もちろん公表もしております。)というわけで、今はすでにこの風力発電事業の「見直しをする」段階を過ぎています。撤退以外に道はない、ということをご理解いただくよう、切に願っております。

日本熊森協会青森県支部

石戸谷 滋

 

熊森本部から

ユーラスエナジー社から再度返信が来た場合は、ここに追加アップさせていただきます。

 

株式会社ユーラスエナジーホールディングスは、これまで、どんなに地元に反対されても各地で事業を強行してきた会社です。

みちのく風力発電も、たとえ規模を縮小してでも事業を強行しようと考えていると思われます。

強気の訳は、株主がトヨタグループの大手総合会社である豊田通商株式会社だからです。

豊田に、国土を破壊する事業はやめるようにとの国民の声を届ける必要がありそうです。

 

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