くまもりHOMEへ

ホーム > 企画・イベント > 会長講演会

カテゴリー「会長講演会」の記事一覧

増えるシカ被害に悲鳴をあげている町での会長講演

会場に着くと、地元リーダーの方が来られて、「昔はシカなど見たこともなかったのに、数年前からシカが激増。今や町中、至る所にシカが出ており、もう、たまらない。去年、やっとシカ解体工場を作るところまでこぎつけました。この増えたシカたち、もういったいどうしたらいいのでしょうか。町民はそれを知りたくて講演会に来ますからよろしく。クマはここにはいません」と、あいさつされました。

 

困りました。クマと森の話をしに来たのであって、シカのことは、わたしたちにとっては、クマ以上にわらないことだらけです。シカ問題は、人間が行った何らかの要因によって、一時的に自然界のバランスが崩れてしまった結果としか考えられません。講演会場から見えるこの町の山を見て、動物たちの棲めるところはほとんどないと感じました。山々は、膨大な放置人工林で埋まっています。

 

 

 

 

 

 

 

 

この町で、動物たちの立場に立った話を出したら、参加者が怒って帰ってしまわれるのだろうかと心配になりました。しかし、多くの地元のみなさんは、大変好意的に熊森の話を聞いてくださっているのが、感じとれました。目の前のシカだけ見て解決策を考えるのではなく、山や人間生活の変化などと関連付けて物事を見る。そして、物言えぬ生き物に対するやさしさや、生き物たちが造ってくれている自然への感謝を忘れてはならないと訴えました。

 

講演後、地元リーダーの方が、「今日の講演は、腑に落ちることでいっぱいでした」と、ご挨拶くださいました。講演後、用意していった本も多く売れました。今、日本国は、人間が動物の個体数を殺すことによって調整してやるべきであるとする動物管理派学者や業者らによって牛耳られており、かれらによって、野生動物を食べる呼びかけや、シカ解体工場を各地に補助金で作る呼びかけがなされています。一般国民は、彼らに乗せられながらも、まだまだ心の底では、生き物達へのやさしさを失っていないと感じました。このやさしさが、森の復元・再生の原動力になるのです。

 

7月12日 新潟県での会長講演 第53回三魚沼土地改良ブロック大会

新潟県十日町の記念講演会場に入っていくと、すでに会場は130名ぐらいの方たちで埋まっており、座っておられる方々のほぼ全員が地位のある男性という感じで、農林省北陸農政局長さん、新潟県十日町地域振興局長さん、魚沼市市長さん(女性)、南魚沼市市長さん、新潟県津南町長さんら、そうそうたる人たちが集まっておられました。(偉い人が多すぎて、把握しきれなかった)

出席者のみなさんは全員が、土地改良に関わっておられる公務員ということでした。具体的に何をされているのかたずねてみたら、農業機械が入りやすいように耕地整理をしたりしているということでした。南魚沼産コシヒカリは他の地域の3倍の値段で売買されているということで、農業県新潟の力を感じました。と、同時に、この会場に来てくださっている方々に熊森の話は役立つのだろうかと少し不安を感じました。

しかし、発表者の発表を聞いて安心しました。豪雪の新潟県でも、農業用水の確保は大きな問題であることがわったからです。雪解け時の水量はすごい量だと想像できますが、雪が解けてしまうとたちまち水が確保できなくなることがわかりました。やはり豊かな森が必要です。森のことなら、森=植物+動物の、熊森です。農業用水確保のために、どの川にもダムを造っておられました。

70分間の記念講演でしたが、みなさんしっかりと聞いてくださっていたように感じました。

 

大会後の懇親会は、近くの十日町市当間高原リゾート「ベルナティオ」という超豪華ホテルで行われました。こんな豪華なホテルが日本にあったのかと驚くような豪華さでした。東電が所有しているということで納得しました。

懇親会では、いろんな方々が次々と話しかけてきてくださいました。クマなんか害獣で、駆除しなくちゃだめだよと言ってこられた方はおひとりだけで、あとの方はみなさん、熊森に共感します、共存の道をさぐるべきだという感じでした。

田畑でクマに何回か会ったという方たちもおられ、さすが新潟だなと思いました。トラクターのクラクションを鳴らしたら逃げていったということでした。新潟の山はナラ枯れがすごくて、クマたちの生存を支えられないのではないかと心配されている方もおられました。おしなべて、お話しできた新潟の農業関係者の方々は、少々の農作物被害なら見過ごしており、野生動物たちを殺したくないということでした。

山は荒れているが、地元の人たちの優しさが、新潟の野生動物たちを守ってくれていると感じ、あたたかい気持ちになりました。

 

お世話になったみなさん、本当にありがとうございました。

2月下旬、渾身の会長講演続く

2月22日(水)新潟県地域振興局農業関係職員研修会

新潟で訪れたこの町は、積雪3メートルでした。クマ駆除が多い新潟県庁の職員のみなさんに、熊森が受け入れられるかどうか少し心配でしたが、例によってまったくぶれたり媚びたりせず、思う通り熊森の考えていることをそのまま2時間話させていただきました。反発されるかなとも思いましたが、みなさん熱心に聞いてくださり感激でした。

とても感動した。次は中学校で講演してほしいというお話もいただきました。

1泊して、何人かの地元くまもり会員の方々にお会いしました。いずれも素晴らしい方たちで、こんな方たちが会員になってくださっていたのだと思うと、会長として誇らしさでいっぱいになりました。会報でご紹介したいです。

2月24日(金)大阪の倫理法人会主催 夜の講演会

全国で65000社が加入しているという倫理法人会。当協会は2008年に、地球倫理推進賞という賞をいただいています。しかし、法人会員のみなさんは、日本熊森協会がなにをしている会かご存じなかったようで、講演を聞いて、「初めて知った。熊森のしようとしていることに心から賛同だ。全国の倫理法人会を回ったら、みんな会員になると思います。めざす所は同じです」という感動の声が、いっぱい上がりました。ふだんから、国民の9割は熊森と同じ感覚をもっているという感触を得ていたので、改めて、やっぱりわかってもらえる、もっともっと話して歩かなければと元気づけられました。

2月25日(土)北陸地方私立学校の教員と父母の研修会

新潟、富山、石川、福井の私立学校の先生方と一部父母も参加されたホテルでの研修会で2時間講演をさせていただきました。

この日も、主催者側が、何を語ってもいいと言って下さったので、本当に語りたいことをそのまま話させていただきました。みなさん、クマ生息県の方たちなので、熊森への反発も少し心配しましたが、ここでも、2004年の北陸でのドングリ運びのことから始まって、ありのままを話させていただきました。

自分たちは山から出て来た動物ばかり見ていて山を見ていなかったと、大変な反響でした。熊森というのは、ドングリを運んだ生態系を攪乱させる変な団体という一方的なマスコミ報道しか頭になかった先生方も、実態はそうだったのかと話を聞いて深く理解して下さいました。生物の先生たちがわかって下さったのは、特に心強かったです。

無責任なマスコミや悪意あるネットでの一方的な書き込みによって、熊森の誤ったイメージが作りあげられていく。何が真実か分からなくなる。本当に怖い時代だと思います。会って話し込む。この重要性を再認識しました。

1泊した夜の懇親会で、新潟の教師や父母の皆さんが多く集まってくださり、新潟に支部を作ろうという話で盛り上がりました。最近、新潟の行政に連続して呼んで頂いています。今年、本当に新潟に支部が出来るかもしれないとうれしくなってきました。

北陸からの帰り、石川県支部長宅を訪れていろいろと話し込み、帰宅しました。(森山)

各地で精力的に会長講演

11/5    (愛媛県)ライオンズクラブ主催

11/12 (愛知県)ロータリークラブ主催

11/27 (大阪府)公立中学校主催

12/3  (新潟県)教育委員会主催

11月5日(土) 森山会長初の愛媛県講演を予定 於:今治市

森山会長が地元ライオンズクラブから講演依頼を受け、初めて愛媛県入りすることになりました。

講演日時 11月5日(土) 13:30~15:00

会場    テクスポート今治2階中ホール

(会場電話:0898-23-8700 今治市東門町5-14-3)

参加費  無料 一般参加可

この日、講演後の会長は、日程が詰まっています。5日は、58番札所であるお寺に宿泊。11月6日(日)の午前中は、フリーです。本部では、初の愛媛県会員のつどいを企画しようとしたのですが、残念ながら連日のあまりの多忙さに、企画が間に合いませんでした。もし、この機会に、6日午前中に今治駅周辺で、愛媛県支部を立ち上げたいなど、会長とじっくりお話をしたい会員がおられましたら、可能ですので本部まで個人的にお知らせください。

志摩市会長講演 手を合わせる里海

10月1日、三重県志摩市主催で森山会長講演が持たれました。志摩市は、「新しい里海の創生によるまちづくり」を進めておられます。市役所の担当者の方に案内してもらい、小高い丘から英虞湾を眺望させて頂いたとき、ここの海は本当に人間が利用できる海だなあと思いました。湾でいっぱいで、いかだを浮かべていても大丈夫です。このあたりは広葉樹の森で、まるで熱帯雨林を見ているような錯覚をおこしました。、

講演では、山川海の物質循環を断ち切るダム、海の貧酸素、貧血(鉄分不足)など、上流の人たちの生活が、地元の方々が守りたいと思っておられる里海にどう悪影響を及ぼしているかの話などが入りました。海の汚染や荒廃は、奥山以上に人々に見えにくいものです。志摩市は今も漁業の町ですが、いつまでも漁業が栄えるよう、山や川を昔の山や川に戻していかなければなりません。そして、里海に生きるすべての生き物たちに畏敬の念を持ち、手を合わせる謙虚な文化を、この町から保全してほしいと思いました。

講演後、志摩市のくまもり会員たちが、夕日が美しいので有名な大王町の岬を案内して下さいました。カメラマンでいっぱいでした。遠くに見える黒い山並みの中に、台形の山が見えます。あそこが、大台町だと教えていただきました。

市役所の方々や市長さんなど主催者の皆さん、現地の熊森会員のみなさん、大王町の美術館の案内係の方、みなさん、本当にお世話になりました。ありがとうございました。

5月20日 東京の高校1年生523人に今年も森山会長講演

この高校は去年も、新入学の高校1年生全員に、森山会長講演会をセットしてくださいました。

校門を入ったところに、菩提樹の木が植えてあります。ちょうど、菩提樹の花が咲いていました。去年初めて訪れたとき、「菩提樹ですか、仏教みたいですね」と言うと、案内役の先生が「仏教系の学校です」と教えて下さいました。知らなかったのでびっくりしました。躾がきちんとできているのでしょう、長時間の講演にもかかわらず、生徒たちは堅い体育館の床の上に座って、最後までしっかり講演を聴いてくれ、感激でした。

講演後、校長先生をはじめいろんな先生方と校長室で長時間意見交換をしました。教育方針に感銘を受けました。学校側も、熊森協会を深くご理解くださったように思います。若い理科の先生が、都会育ちの生徒たちが全生物の生存を支えている森の保全に目が向くように、実践活動も取り入れてがんばっておられました。

今年は講演も2年目ですから、登校中の生徒たちにも親しみが持てました。

今年も、新入生523名が、100分間にもわたる長時間講演をしっかりと聴いてくれました。みなさん本当にありがとうございました。

講演会が終わってから先生方と控室で、社会問題も含めて最近のいろんなことがらについて懇談しました。先生方が、より良い教育を行い、より良い社会を作ろうと燃えておられるのが強く伝わってきました。最近、私立高校はどこも入学生徒が減ってきて経営困難に陥っていると聞きますが、この学校は反対に生徒数が増えているという事でした。先生方の熱意が、生徒たちや保護者の方たちに伝わっているのかなと思いながら、今年もさわやかな気持ちで学校をあとにしました。

2月23日 初の教会での熊森講演会(東京大岡山)

これまでいくつかのお寺に呼ばれて熊森講演会をもってきました。今回は初めて、教会での講演会でした。皆さん、最後まで熱心に聞いてくださいました。5万人会員を目指して突き進むことになった熊森は、これを機会に、教会でもどんどんお話しさせて頂こうと思いました。今回の講演でお世話になったみなさん、本当にありがとうございました。

1月9日 森山まり子会長講演in名古屋 参加について

去年の夏、理科の先生たちの研究会である科学教育研究協議会の全国大会で、森山まり子会長が30分間講演をしたところ、感銘を受けたという声をたくさんいただきました。今回は、そのとき参加されていた名古屋の高校の理科の先生が、愛知県支部でぜひ90分間話していただきたいということで、企画してくださいました。対象は理科の先生たちですが、会員の方で、この機会に会長の話を聞いてみたいという方は、参加可能です。本部までお電話いただければ詳細をお伝えします。

11/28 森山まり子会長講演 栃木県宇都宮市 

日本熊森協会 森山まり子 会長講演会が、くまもり栃木主催で行われます。この貴重な機会に、一人でも多くの皆さまのご参加を心よりお待ちしております。

講演会 「豊かな森を次世代へ ―奥山と生き物たちが伝えたいこと― 」
日 時:2010年11月28日(日) 13:30~16:00 (15:30~質疑応答)
会 場:宇都宮大学・大学会館(多目的ホール)
参加費:無料(どなたでも参加できます、小中高大学生歓迎)
*参加希望の方は、事前に事務局・斉藤までご連絡ください。 資料を送付します。
主 催:日本熊森協会 栃木県支部
後 援:栃木県教育委員会、宇都宮市教育委員会、栃木県環境森林部自然環境課、下野新聞社、毎日新聞社、

グリーントラストうつのみや、もりびとプロジェクト委員会、よつ葉生協協同組合
連絡先:日本熊森協会栃木県支部 028-678-4588  (斉藤方)

フィード

Return to page top