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カテゴリー「_自然農」の記事一覧

6月9日  休耕年の田んぼの水引き作業・黒豆植え付け 本部自然農チーム

今年は、梅雨入りしたというのにまだ一向に雨が降っていません。

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田んぼにはレンゲの花が咲いています。可憐な花に目をとめていると、「鹿が死んでる」という声が。

前回5月26日作った池のすぐ近くで、まだ背中に斑点の残っている鹿が腐乱し始めていました。

お水を飲みに来たのでしょうか。田んぼの外の土手に埋葬しました。

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気をとりなおして、畔の整備に取り掛かりました。IMG_0053

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モグラよけに波板をしっかり立てて、お水が外に漏れるのを防ぎます。

すき間のないように埋めていくのは結構大変な作業です。

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上の田んぼでは黒豆を植えるためのシカよけネットを張っています。

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鎌の先で少し掘った土の中に黒豆を1粒ずつ20㎝間隔ぐらいで植えつけます。

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稲を作らないのにお水を張るのは、水生の生き物たちが今年も

例年と同じように元気に棲めるようにとの想いからです。

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次回は田んぼの中や池の中で水生の生き物がどれほど見つけられるか調査をしたり、

土手や外回りの草刈りをして田んぼに入れる予定です。

1回だけでも田んぼを見てみたい方や昆虫や水生の動植物に興味のある方は

次回ぜひ、ご参加ください。

作業量の詰まってない今年はゆっくり田んぼを体験していただくチャンスですので。(H)

5月26日  休耕年の田んぼの畔塗り・水引き作業 本部自然農チーム

お米の収穫量減少を受けて、今年、田んぼを休ませることにしたため、今日が、今年初めての自然農チームの作業日です。

まず、下段の奥の田んぼに水を引き込むことにしました。

冬の間、他の田んぼの水は落としてしまいますが、奥の田んぼだけには水生昆虫たちのために、1年中水があるようにしておくためです。

山からの湧水が、奥の田んぼまで流れ込むように、スコップを使って長い水路を造っていきました。モグラの穴をふさぎながら手で畔塗りをしました。

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いよいよ、水路に水を流し込みます。

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奥の田んぼに、だんだん水が溜まっていきます。s-IMG_0026

この後、去年の藁と、もみ殻を全部の田んぼに均等にばらまき、畔の高さや幅を整えました。

少し日差しは暑かったのですが、風がまだ爽やかで心地の良い一日でした。

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次回作業日は、6月9日です。

畔を中心に田んぼをさらに整えてから、畔に黒豆の植え付けをします。

夏に一度、黒豆の収穫を兼ねて周囲の草刈りをする予定です。

今年は、米作りを1年休むので、ゆっくり作業ができます。

初めての方でも、無理なくご参加いただけますので、興味のある方は是非自然農チームまでご連絡ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

雪の収穫祭  2012/12/9(自然農塾)

12月2日予定だった収穫祭を、本部の都合により急遽9日に変更させていただきました。

ご迷惑をお掛けしたにもかかわらず、自然農メンバーの方々は12月2日の今本先生講演会に

18名もご参加いただき、感謝の言葉もございません。ありがとうございました。

9日の収穫祭は、雪景色の中ので行われました。

いつもと違う雪の古民家の前でまず記念撮影です。寒さのせい(?)でピントが、、、

今日は、最後の作業となるネット外し組とお料理組に分かれます。

 

お料理組はお汁と収穫した新米をかまどで炊きます

 

ネット組は耐寒訓練のように厳しい寒さの中での作業です。手のかじかむのに耐えながら延々と続くネットをポールから針金をとって外していきます。

 

 

 

 

塾生のMさんのお店で作っておられるブドウ酵母を使ったパンをたくさんプレゼントしていただきました。

熊森にぴったりの可愛いクマさんのパンも、とってもおいしかったです。

 

古民家の中では、手際よくお米の分配作業をすすめます。

皆で楽しいお食事です。黒米を入れたご飯はもっちりとして甘みもあり大変贅沢な味わいになります。

かまどで炊いたコシヒカリは、おこげが香ばしくて懐かしい味がしました。

食後は今年1年の自然農での「振り返り」をしました。今回の塾生の方々からは「勉強になった、腰が痛かった、こんな風にお米が出来て感動している」などの感想を頂きました。世話人としましては、無我夢中だった去年にくらべて今年は分かってないことがたくさんあることに気づいた一年でした。特にお水の管理がいかに大切で難しいかが、良く分かりました。来年は一年間、田んぼを休ませて整え、草を田んぼに戻し、ビオトープと池の整備をしたいと思います。

地元の岸本さんをはじめ、今回ご参加いただいた全ての自然農関係者の方々に心からお礼を申します。ありがとうございました。(H)

 

 

くまもり自然農からのお知らせ 12月9日に収穫祭 

9日の収 穫祭では、新米を炊いてみんなで味わいたいと思います。

 

例年、収穫祭参加者は一品持ち寄ることになっていましたが、今年は本部と有志でそれらをご用意させ ていただきますので、不要です。ご参加くださる方は必ず各自、お茶碗、汁椀、お箸、取り皿、湯呑みをお忘れなくご持参ください。古民家に引いていた山水 が、現在パイプ詰まりの為、使用できなくなっていますので、そのつもりでお越しください。また、来年用の種もみや黒米などをお持ち帰りいただきますので、 適当なビニールもご持参ください。国産無農薬のそば粉のプレゼントもあります。

 

材料費など500円は、当日頂きます。ご参加いただける方は、12月6日(木)までに、本部までお申しこみください。

 

当日は、田んぼの周りの鳥獣よけネットをはずしますので、お手伝いいただける方は、どうぞよろしくお願いたします。

11月11日(日)雨 < くまもり自然農塾 > 土間での脱穀作業

くまもり自然農塾、最後は脱穀です。

 

当初、11月4日の予定でしたが、前日夕方の雨で一週間延期を決定。

ところが11月11日も雨の予報でした。

慌てて4日に、有志5名で干してあるお米の取り入れ作業に行きました。

雨に濡れてしまうと、脱穀が出来なくなってしまうからです。取り入れたお米は古民家の軒下に干します。こんなとき、広い軒下は便利です。

 

 

 

 

 

残った時間で、畔や田んぼの周囲の草を刈り、刻まずに田んぼに入れました。

自然農では草草のなきがらが、土になるので、草を田んぼに返すのは大切な作業です。

 

 

草刈り前                                  草刈り後

 

 

 

 

 

 

 

脱穀

11日は本降りの雨。古民家の土間で脱穀しました。

広い土間は、こんなとき便利です。塾生の人達全員に交代で、足踏み式脱穀機を使い脱穀してもらいました。

一人で足で脱穀機を廻し、手で稲束を梳くのは結構難しいです。少しでもタイミングや力が足りないと脱穀機が反対に回り始めるのです。もう一人別に踏んでもらいながらだと、かなりうまく回ります。

 

 

 

 

 

 

脱穀機にかけたお米は一粒残らず拾い、目の荒いざるで余分な藁やごみを取り除きます。次にトウミという選別器にかけます。風のちからで実のつまったお米と 少し軽めのお米とを別々に分けてくれます。軽いごみは吹き飛ばされます。良く考えられた道具だと思い、毎年感心しながら使用しています。

 

 

 

残った稲わらは、土の養分となるように、大雨の中、田んぼに全部返しました。

黒米、赤米、コシヒカリ、今年は去年よりは少し多めにとれました。

籾すりと精米をすませれば、12月9日の収穫祭には、おいしい新米を食べることが出来ます。<H>

 

 

 

 

自然農塾 秋晴れに恵まれて

2012/10/21 快晴の中、待ちに待った稲刈りの日です。

 

まずはみんなで出来具合を観察するために、田んぼの周りを一周します。

 

 

 

 

今回実験的に耕したところも、三本苗で植えたところも、同じように分けつの少ないコシヒカリです。

川口由一さんにおたずねすると「自然農には30~40年前までの品種が良いですよ」とのことでした。今のコシヒカリは、きっと現代の慣行農法にあった品種に改変されてしまっているのでしょう。

 

 大豆は豊作です。たくさん収穫出来たので16名の参加者全員にどっさりお土産としてお持ち帰りいただきました。サヤが黒くなったのは干して大豆に。あとは枝豆として頂きましたが、甘くて大変おいしかったです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しっかり実った黒米、 美しさに見とれます。

 

 

 

 

 

 

 

これまた立派に花の咲いてるミゾソバです。ここはもともと冬期も灌水していた所で、先月(下の写真)までは黒米が一番良く育っていました。けれども1ヶ月近く来ない間に、お水が大好きなミゾソバが勝ってしまいました。

 

1ヶ月前の黒米とミゾソバ。みんなでミゾソバをきれいにひっくり返したのに。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ただ今 稲刈中!                       稲木に架けて天日干しします。

 

 

 

 

 

 

すばらしい秋晴れの中、無事に収穫できました。 11月の4日には脱穀をします。

それまで、晴天の日がたくさんありますように。(H)

 

 

 

 

 

 

 

9月9日(日) 盛りだくさんな自然農塾の一日

①田んぼで実り具合を確認

猛暑の草刈りから1ヶ月、今日はいよいよお米の稔り具合を見ます。

黒米は分けつも実り具合もしっかりとしていますが、コシヒカリは分けつが悪く

未だ花の咲いているものもあり、成長にバラつきがあります。大豆は実が未だ小さいので

収穫は次回に延期しました。

 

 

 

 

 

 

しっかりとした黒米

 

稲の花が咲いてます。

 

こちらは黒米

 

こちらはこしひかり

 

崩れた土手を修理してしっかり最上段のため池の水の管理をします。

②但東町の田んぼアート祭りに参加

お昼時は、田植えの時にお手伝いをした大河内地区の行事である「田んぼアートのお祭」に参加しました。

この田んぼで昨年収穫した紫黒米を炊き込んだおにぎりとお団子を「ふるまい」でいただきました。

絶品の手作りからし漬けのレシピはご本人がおられなくて、次回になりましたが本当にいつもながらの

おいしい楽しいお祭りでした。ありがとうございました。 地元のお野菜は安くて新鮮、皆いっぱい買いました。

今年の田んぼの図柄はトンボです。右の羽2枚と周囲は自然農塾有志で植えました。

 

 

③「あーす農場」見学

兵庫県朝来市和田山町の山間で自給自足生活をしておられる「あーす農場」を訪ねました。

昔からの熊森の会員でいらっしゃる大森さんは、1984年に西宮から子供さんやご自分の健康のためにここに移住して来られました。

農場の中を流れている川沿いには母屋の他に、鶏小屋、ヤギ小屋、鴨小屋、烏骨鶏の小屋、パン焼き窯の小屋、子供のための図書館、などが並んでいます。

川では水力を利用して発電しており、使用電力の半分はまかなっているとのこと。

ガスは家畜などの糞による自家製発生器のメタンガスと薪です。

家の周囲では、無農薬有機肥料による野菜やお米を作っておられ、

お米は冬期灌水で合鴨農法にも取り組んでいます。

半年ほど田んぼでお仕事した鴨はいずれ食卓にのぼるそうです。

この日も、鴨が田んぼから川に逃げ出し、大騒ぎの捕り物に参加した熊森のI君がつかまえると、

大森さんが「要るなら持って帰っていいよ」と言われました。

もちろん、誰も頂きませんでしたが。

 

 

 

 

大森さんの田んぼのお米は、コシヒカリ、もち米、ハッピーヒル(福島正信さんが開発した品種)等どれも

しっかりと実っていてうらやましい限りです。

 

田んぼなどの見学の後、大森さんにお話を伺いました。まず、何よりも気になるクマの話から。

「クマさんは可愛いよ。山の稜線をおなかの大きくなった母グマがのっこのっこ歩いていて、

春になるとコグマを2匹連れてたりするよ。今年はここら辺には出て来ないなー、

ずっと下の方に居るよ、大屋の方にね。」

その後、なぜ、ここで暮らそうと思われたかについて質問しました。

昔、移住する前に見に来たときはここはまだ、何軒か住んでいたので棚田がきれいで桃源郷のようだった。

友人が、下に降りてこいよとすすめてくれるが、上で自分が守らないと下の集落も守れないからここで

がんばっていると、断っておられるそうです。

_____でも、ここはどう見てもずいぶんと山奥で野生動物や植物たちの棲家なんだけどなー、

もう少し里山でこのすばらしい自給自足生活をみんなに広めてもらえればもっと良いのではないのかなー_______

私が考えるほど、簡単な問題ではないのでしょうから、次回ゆっくりと農作業に来てからお話もしたいなと思いました。

大森さんの「あーす農場」には毎年、海外も含めて300名ぐらいの方が来られるだけあって、大変、チャーミングな方でした。(H)

 

8月12日 耕さず、草や虫と共存  本部自然農 第2回草刈り

8月12日

2回目の草刈り

猛暑の中、7月15日に続き、2回目の草刈りをしました。

同じ条件で田植えをしたのに、なぜか、黒米とコシヒカリとでは、生育の度合いが全然違います。

黒米・・・たった一粒のお米から育てた苗が、こんなに分けつ。たくましい生命力を感じます。

 

コシヒカリ・・・去年もそうでしたが、今年もコシヒカリの生育が悪いです。コシヒカリは、自然農に向かない品種だという人もいます。まだまだ本部自然農チーム、試行錯誤中。原因を探っています。

上写真は、実験的に田植えの時に2畳ほどの部分を慣行農法のように耕して、コシヒカリの3本苗を植えたところです。

今年は他にも実験的に、地元と同じようにひと月早く田植えをした部分があります。

今のところ、どの方法でもコシヒカリの生育はよくなく、違いは出ていません。

 

モグラ対策

またまた、モグラの穴を発見、泥で穴を一つづつ塞ぎます。

塞いでおかないと、水が抜けてしまうのです。

先月もかなりたくさんの穴を塞いだのですが・・・その後、モグラさんも、たくさんお仕事したということですか。

 

 

大変な暑さの中、2名ほどバテバテ状態の方がおられましたが

何とか無事に草刈りを終えることが出来ました。ありがとうございました。

このあとは、稲の花が咲きます。もう、収穫の時まで田んぼに入ることはありません。

 

次回9月9日(日)の自然農・・・お米の実り具合を見た後、枝豆を収穫して、そのあとは、「縄文百姓」で有名な兵庫県朝来市和田山町の「あーす農場」に学びに行きます。(H)

 

 

 

 

 

 

 

 

7/22  本部 自然農たんぼの生き物調査

生き物調査 2012年7月22日

今日は一年に1回の熊森自然農田んぼでの生き物調査の日です。

小さな水辺の生き物や水生植物を調べることで、

より深く環境や自然、生き物について学ぶことが出来る良い機会です。

まず、調査の仕方を、姫路水族館の市川館長さんからお聞きします。

 

みんなでそれぞれに分かれて調査開始です。田んぼの中、溝の中

池の中、条件の違う水の中の生き物を調べます。

 

気が付いたことはすぐにメモする熊森の豆博士です。

 

市川憲平館長さんは「タガメ先生」としてとても有名な方です。

タガメやゲンゴロウなどについての本もたくさん出されてます。

他にも兵庫・水辺ネットワークの大嶋範行先生を始め10名もの先生方に

ほぼマンツーマン状態でご指導いただけるという贅沢な調査になりました。

参加された方は、みなさん熱心に説明に聞き入っておられました。

 

暑くても、大満足の生き物調査だったのではないでしょうか。

調査結果は後日希望者に配られます。(H)

 

 

 

 

 

 

 

7/15 本部自然農5年目 本年第1回草刈り 

自然農の田んぼ(兵庫県豊岡市但東町)で、自然農によるお米作りをするようになってから、毎日のお天気が気がかりでなりません。

「もう7月というのに今年はずいぶん涼しいのではないか」

「こちらのお天気は晴れてるけれど、豊岡も晴れてるのかな」

暑い暑いと例年ならぶつぶつ言ってるはずが、「これぐらい暑いと稲が育ってくれるだろうから良かった」なんて、自分でも気持ちの変わり方に驚いています。

  

今日は田植え後1ヶ月経って、初めての草刈りです。自然農では、動物や植物の命を奪うことをしませんから、草も抜くのではなく、根を残したまま刈るだけです。

稲が元気な草々に負けないように、稲の周囲の草だけを刈ります。

まだ苗が育っておらず、どれが稲?3年目の私でもわかりづらいぐらいでした。

田んぼの隅っこに植えた白大豆。

ツタンカーメンの豆は紫色です。

暑くて大変です。

除草剤や草刈り機を導入したくなる気持ちもわかります。

年のせいか、腰が痛い、膝が痛い、でも草の良い香りの中で黙々と作業します。

隣でボランティアの方が、「ミミズさん、ごめんね。ちょっとだけよそへ逃げて」と優しい声。ホットします。

暑くてしんどくて大変だけど、やはり今日もがんばって良かった。

刈った草はきれいに整えられ、脇に敷かれます。

これで、虫たちもまた元気に暮らせます。

暑い中、お疲れ様でした。8月にもう1回草刈りをします。

暑くて大変ですが、そのころにはきっと稲が大きく育ってますよ。

宮崎県支部も取り組んでいます。今年から岡山県支部長も始められました。草や虫と共存する熊森自然農チーム、がんばりましょう。(H)

 

 

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