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カテゴリー「豊能町誤捕獲クマ「とよ」」の記事一覧
3月13日晴れ 獣舎にペンキを塗ってもらったら、とよが驚くべき反応を示しました
- 2018-03-13 (火)
- くまもりNEWS | 豊能町誤捕獲クマ「とよ」
大阪の最高気温摂氏17度。4月中旬の温かさの中、高代寺へとよのお世話に行きました。
冬ごもり明けからちょうど1週間、私たちが行くととよは運動場で常同行動をしていました。
運動場とプールの掃除をするために、寝室にエサを入れ、閉じ込めようとしましたが入りません。いつものお世話隊隊長のHさんは今日は欠席で、本部のUが寝室の横にいるので警戒したようすです。20分待ってみましたがあきらめて、獣舎の外へ行くと、とよがスッと寝室に入りました。お世話隊のFさんが走って行って扉を閉め、閉じ込めることができました。これで3か月ぶりに運動場とプールの掃除ができました。
とよが今冬作ったわらベッドを見てびっくりしました。
ものすごく深い穴を掘っていました。
寒かったので、全身で潜っていたのだと思います。
深い藁穴を掘っていた
会長から、冬ごもり明け一番の糞を持って帰るように言われていたので、それらしきものを探しました。
今日は獣舎のペンキ塗りをして下さるボランティアさんが来てくださいました。
吹田市の梶本塗装さん親子です。
約3時間かけて、しっかりとペンキを塗ってくださいました。
さすが、プロの仕事です。
掃除とペンキ塗りが終わったので、とよを運動場に出すと、クンクンと不思議そうに匂いを嗅いでいます。
ペンキを塗ったので匂いが気に入らないのかと思い、見ていたら、一番最後に塗ったペンキ部分にやってきて頭をこすりつけ始めました。
なんと、とよの頭にまだ乾いていない緑のペンキがついていきます。これは、大好きな米ぬかや糖蜜に対する反応と同じです。
もうたまらない、クマはペンキの匂いが大好き
山の看板を新調するとクマが喜んでかじりに来ると聞いていましたが、本当にクマはペンキが大好きなんだと確認できました。
貴重な動画が撮影できましたのでYoutubeで公開しようと思います。
ペンキに夢中のとよ
木につけられたブドウを食べるとよ
次のお世話は、3月19日(月)です。
今年の3月から、高代寺でのお世話は毎週火曜日の12時からになりました。
第3週だけ月曜日に実施します。
お間違えのないようお願いします。
3月6日 とよ、冬ごもり明け
- 2018-03-07 (水)
- くまもりNEWS | 豊能町誤捕獲クマ「とよ」
3月6日のTyFC(とよファンクラブ)の報告です。
昼過ぎに高代寺に到着。
寝室の入り口にとよの頭が見えたのですが、私たちの声を聴くとすっと引っ込みました。
その後,寝室4に行って隙間からのぞくと、目がばっちり合い、フーッと威嚇されました。
とよはもう、しっかり目覚めていました。
この後運動場に出てきて、常同行動を始めました。
お腹の周りの脂肪に注目
2か月間以上じっとしていたのに、動きは実になめらかでした。
住職さんの話では、昨日までは出ていなかったとのこと。
運動場にフンはありませんでした。
本日が、冬ごもり明けです。
大きなあくびを何回もしていた
寝室3に閉じ込めてお掃除をしようと思ったのですが、入ってくれません。
しかたなく、外からプールを掃除し、きれいな水を入れてやりました。
とよはさっそくプールに入っていました。
持参したバナナ、リンゴ、ブドウ、クルミ、クマフードなどを与えました。
ブドウを喜んで食べ、次にクルミを食べました。
他の物にはこの日は見向きもしませんでした。
クマは余力を貯えて冬籠り明けをすると言われています。
当分何も食べなくても大丈夫なはずです。
次回13日(火)のTyFC(とよファンクラブ)は、水汲みと掃除を並行して行います。
本部を10時ごろ出発して午前中に水汲みを1回します。
とよのお世話を手伝っていただける方は、本部までご連絡願います。
3月1日 とよの目覚め近し
- 2018-03-06 (火)
- くまもりNEWS | 豊能町誤捕獲クマ「とよ」
くまもり本部2018年3月度> 自然保護ボランティア募集(初参加、非会員も歓迎)
- 2018-02-22 (木)
- _環境教育 | いきもり | お知らせ(参加者募集) | 太郎と花子のファンクラブ | 豊能町誤捕獲クマ「とよ」
熊森協会本部では、各分野のボランティアを募集しています。
会員・非会員に関わらず、多くの方々にご参加していただきたいです。
学生さんや若い方も、みなさん誘い合ってご参加ください。
ご参加いただける方は、活動日の3日前までに電話、FAX、メールにて熊森協会本部事務局までご連絡ください。
本部電話番号 0798-22-4190
本部FAX番号 0798-22-4196
メール contact@kumamori.org
2018年3月の活動予定
<いきものの森活動>
毎月第3火曜日 他に活動が必要な場合は土日を中心に活動を実施します
3月17日(土)風倒木の処理(三田)
3月20日(火)苗床の防鹿ネット修理(千種町鷹巣)
午前8:00に阪急夙川駅南口ロータリーに集合してください
チェンソーを使えない方はのこぎりでご参加いただけます。
- いきものの森活動は人工林の間伐や実のなる木の植樹、クマの潜み場の草刈りや柿もぎなど、兵庫県北部を中心に実施しているフィールド活動です。参加者のペースに合わせて活動を進めていきますので、誰でもご参加いただけます。
現地までは本部が用意した車にご乗車いただけます。
天候不順で中止になることがあります。
<環境教育例会(於:本部事務所)>
3月12日(月) 毎月第1月曜日
- 小学校や保育施設などで、森や動物の大切さを伝える環境教育を実施しています。環境教育例会では、授業に向けての練習や打ち合わせ、プログラムの作製を行います。絵本の読み聞かせや紙芝居にご興味のある方、子どもがお好きな方、ぜひご参加ください。
<とよ君ファンクラブ(大阪府豊能町高代寺)>
3月6日、13日、19日、27日
(第1,2,4週は火曜日、第3週のみ月曜日に変更)
- 大阪府豊能町で保護飼育しているツキノワグマのとよ君のお世話です。
現地までの交通手段は本部にご相談ください。
<太郎と花子のファンクラブ(和歌山県生石町)>
3月は定員に達しました。申し訳ありません。
参加費:1000円(交通費)
- 和歌山県生石高原で保護飼育しているツキノワグマの太郎と花子のお世話です。
午前8:30に阪急夙川駅南口ロータリーに集合してください。
現地までは本部が用意した車にご乗車いただけます。
環境教育以外は兵庫県ボランティア保険(4/1~3/31の年間500円)への加入が必要です。
自車参加も可能です。
たくさんの方のご応募をお待ちしております。よろしくお願いします。
いくらなんでも今年の冬は寒すぎる そこで「とよ」が考えた冬ごもりの新スタイル
- 2018-01-11 (木)
- _クマ保全 | くまもりNEWS | 豊能町誤捕獲クマ「とよ」
2018年1月11日、高代寺を訪れた「とよ」見守り隊は、寝室をのぞいてびっくり。「とよ」が、わらの中にほぼ全身をうずめて、熟睡していたからです。
この時のとよの様子は、動画で見ていただけます。
→https://www.youtube.com/watch?v=TM_VPYoyMGk
呼吸数は1分間に10回でした。
こんな冬ごもりの仕方をはじめて見ました。
頭もお尻も、わらの中に完全に埋まっています。
人間だけではなく、今年の冬はクマにとっても寒いんですね。
くまもり本部2017年10月度> 自然保護ボランティア募集(初参加、非会員も歓迎)
- 2017-09-29 (金)
- _クマ保全 | _環境教育 | いきもり | お知らせ(参加者募集) | 豊能町誤捕獲クマ「とよ」
※拡散希望
熊森協会本部では、各分野のボランティアを募集しています。
会員・非会員に関わらず、多くの方々にご参加していただきたいです。
学生さんや若い方も、みなさん誘い合ってご参加ください。
ご参加いただける方は、活動日の3日前までに電話、FAX、メールにて熊森協会本部事務局までご連絡ください。
本部電話番号 0798-22-4190
本部FAX番号 0798-22-4196
メール contact@kumamori.org
2017年10月の活動予定
<いきものの森活動>
10月15日(日)(予定)トチの苗木の移植(兵庫県宍粟市千種町)
午前8:00に阪急夙川駅南口ロータリーに集合してください。
- いきものの森活動は人工林の間伐や実のなる木の植樹、クマの潜み場の草刈りや柿もぎなど、兵庫県北部を中心に実施しているフィールド活動です。参加者のペースに合わせて活動を進めていきますので、誰でもご参加いただけます。
現地までは本部が用意した車にご乗車いただけます。
天候不順で中止になることがあります。
当日連絡先090-1073-0980(担当:家田)
<環境教育例会(於:本部事務所)>
10月5日(木)10:15~ 見学も歓迎。
- 小学校や保育施設などで、森や動物の大切さを伝える環境教育を実施しています。環境教育例会では、授業に向けての練習や打ち合わせ、プログラムの作製を行います。絵本の読み聞かせや紙芝居にご興味のある方、子どもがお好きな方、ぜひご参加ください。
<とよ君ファンクラブ(大阪府豊能町高代寺)>
10月5日、12日、19日、26日(毎週木曜日)
- 大阪府豊能町で保護飼育しているツキノワグマのとよ君のお世話です。
現地までの交通手段は本部にご相談ください。
<太郎と花子のファンクラブ(和歌山県生石町)>
10月22日(日)(毎月第4日曜)
参加費:1000円(交通費)
- 和歌山県生石高原で保護飼育しているツキノワグマの太郎と花子のお世話です。
午前8:30に阪急夙川駅南口ロータリーに集合してください。
現地までは本部が用意した車にご乗車いただけます。
環境教育以外は兵庫県ボランティア保険(4/1~3/31の年間500円)への加入が必要です。
太郎と花子のファンクラブ以外は本部の車に乗車される場合、集合場所から現地までの交通費は不要です。
自車参加も可能です。
たくさんの方のご応募をお待ちしております。よろしくお願いします。
くまもり本部2017年9月度> 自然保護ボランティア募集(初参加、非会員も歓迎)
- 2017-09-01 (金)
- _クマ保全 | _野生動物保全 | いきもり | お知らせ(参加者募集) | 太郎と花子のファンクラブ | 豊能町誤捕獲クマ「とよ」
※拡散希望
熊森協会本部では、各分野のボランティアを募集しています。
会員・非会員に関わらず、多くの方々にご参加していただきたいです。
学生さんや若い方も、みなさん誘い合ってご参加ください。
ご参加いただける方は、活動日の3日前までに電話、FAX、メールにて熊森協会本部事務局までご連絡ください。
本部電話番号 0798-22-4190
本部FAX番号 0798-22-4196
メール contact@kumamori.org
2017年9月の活動予定
<いきものの森活動>森林整備
9月9日(土)柿の植樹地の草刈りと電気柵設置(兵庫県宍粟市波賀町原)
9月23日(土)高代寺の竹の伐採(大阪府豊能郡豊能町)
午前8:00に阪急夙川駅南口ロータリーに集合してください。
- いきものの森活動は人工林の間伐や実のなる木の植樹、クマの潜み場の草刈りや柿もぎなど、兵庫県北部を中心に実施しているフィールド活動です。参加者のペースに合わせて活動を進めていきますので、誰でもご参加いただけます。
現地までは本部が用意した車にご乗車いただけます。
天候不順で中止になることがあります。
当日連絡先090-1073-0980(担当:家田)
<環境教育例会(於:本部事務所)>自然の大切さを伝える
9月7日(木)10:15~ 見学も歓迎。
- 小学校や保育施設などで、森や動物の大切さを伝える環境教育を実施しています。環境教育例会では、授業に向けての練習や打ち合わせ、プログラムの作製を行います。絵本の読み聞かせや紙芝居にご興味のある方、子どもがお好きな方、ぜひご参加ください。
<とよ君ファンクラブ(大阪府豊能町高代寺)>飼育グマのお世話
9月7日、14日、21日、28日(毎週木曜日)
- 大阪府豊能町で保護飼育しているツキノワグマのとよ君のお世話です。
現地までの交通手段は本部にご相談ください。
<太郎と花子のファンクラブ(和歌山県生石町)>飼育グマのお世話
9月24日(日)(毎月第4日曜)
参加費:1000円(交通費)
- 和歌山県生石高原で保護飼育しているツキノワグマの太郎と花子のお世話です。
午前8:30に阪急夙川駅南口ロータリーに集合してください。
現地までは本部が用意した車にご乗車いただけます。
環境教育以外は兵庫県ボランティア保険(4/1~3/31の年間500円)への加入が必要です。
太郎と花子のファンクラブ以外は本部の車に乗車される場合、集合場所から現地までの交通費は不要です。
自車参加も可能です。
たくさんの方のご応募をお待ちしております。よろしくお願いします。
6月15日 とよが初めて山菜を食べました!
- 2017-06-16 (金)
- _クマ保全 | 大阪府 | 豊能町誤捕獲クマ「とよ」
これまで何を与えても、ほとんど山菜類を食べなかった「とよ」に、本日、ミズ(ウワバミソウ)を与えたら、初めて食べました。
熊森的には、ビッグニュースです。
目を輝かせてうれしそうに、ミズをたべる「とよ」
「とよ」お世話ボランティアのKさんが、岡山の山からミズを取って持ってきてくださいました。
「とよ」は、なんと、ミズにむしゃぶりついて、バケツ1杯分も食べてしまったそうです。
驚きニュースに、熊森本部事務所は湧きました。
お世話隊長のHさんが、動画でばっちり撮影してきてくださいました。
クマの大好物とは聞いていたけれど、ミズなら食べたのか。
かつて、母さんに教えてもらって、一緒に食べたんだろうな。
「とよ」の、この上もなくうれしそうな表情を見ていると、
やさしかった母さんとミズを食べた幸せな日々を思い出したのかなと思いました。
お世話隊は、さっそく、本日、獣舎内に、ミズを植えたそうです。
「とよ」がこんなに喜んで食べる山菜があっただなんて。
Kさん、ミズを取ってきてくださってありがとうございました。
6月1日 「とよ」のお世話に行ってきました よしず張り・プールの水替え・掃除・えさやり
- 2017-06-03 (土)
- _クマ保全 | 豊能町誤捕獲クマ「とよ」
今日は熊森本部職員3名と、お世話ボランティア5名の計8名で出かけました。
6月に入り、日差しも強くなってきますので、獣舎の上によしずを張ります。
現地到着後、まず最初に、サクランボでつって、「とよ」を寝室に閉じ込めました。
次に獣舎の上に登って、ヨシズ張りです。
落ちないように気を付ける
他のメンバーは、プールの水の入れ替え、寝室の掃除などを行いました。
獣舎の中には、フキやイチゴなど、様々な植物が生い茂っています。前回に引き続き、西獣舎の運動場で、イチゴを採集しました。
西側運動場には、2種類のイチゴが実っています。クサイチゴとセイヨウイチゴです。
今回も、たくさんのイチゴが、とれました。とよはたべてくれるでしょうか?
作業が終わってから、「とよ」を寝室から出してやりました。東側の運動場には、食べ物が並べられています。
イチゴ、ブドウ、モモ、ドングリ、バナナ、タケノコ、キウイ。
さて、「とよ」は、何から食べるでしょうか?
真っ先にイチゴをペロリと食べました。そして、そのあとすぐにブドウを食べ、モモを食べ、キウイを食べました。
この時期の野生のクマは、野イチゴや昆虫などを食べます。「とよ」は、野生の感覚で食べたかもしれません。
以前、「とよ」はお世話に来るスタッフを警戒し、走り寄って鼻息を立てて威嚇するなどの行動が目立ちましたが、最近はとても穏やかになりました。
お世話ボランティアのそばで、まったりくつろぐ「とよ」
クマは、本当に賢い動物です。人間と同じように、うれしさ、かなしさ、怒り、恐怖といった感情をもっています。
とよは、捕獲されてから、この獣舎に入るまで295日間も、暗く狭い檻の中で生活してきました。
その間、これからどうなるのかと、不安でいっぱいだったと思います。
しかし、毎日くまもりボランティアの皆さまや高代寺の方々が愛情たっぷりのお世話をしてくださったおかげで、ここまで人間に心を許せるようになりました。
皆様、いつも本当にありがとうございます。
野生で大人になったクマでも、愛情を持って飼えば、だんだん人間に心を開いてくることがわかりました。
まだの方は、「とよ」に会いに来てやってください。
「とよ」近況
- 2017-05-10 (水)
- 豊能町誤捕獲クマ「とよ」
高代寺山は、今ちょうど、山笑うです。
久し振りに出会った「とよ」7才は、少年の面影が薄れて、男らしくなって来たなあと感じました。
キウイに丸ごとパクつく「とよ」
今春も山菜類は一切食べませんでした。
今、一番好んで食べているのは、果物で、何と1位がカットパインナップルで、2位がキウイです。
キウイは、これまで丸ごと食べていましたが、この日見ていたら、丸ごとぱくついてからしばらく口の中でもごもごして、その後、皮だけまるごとペッと吐き出しました。中身はうまく食べきってありました。彼なりにいろいろと食べ方も学習していくのだろうと思います。
落ちないように足を獣舎の鉄柵に引っ掛けながらひさしの上に寝転んで、おだやかな目で、お世話の人の方を見ています。
なんだか、太郎と花子に似てきたねという声も。
人間を信頼したポーズをとるようになってきたということです。
お寺のみなさんと熊森お世話隊のみなさんが深い愛情を注いでくださっているおかげです。