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2012-04-19

祝15周年 くまもり全国大会 盛会のうちに終了

祝15周年 くまもり全国大会 満席会場のもと、盛会のうちに終了いたしました。

顧問の先生方が過去最高、9名もご参加くださいました。準備してくださったみなさん、ご出席くださったみなさん、応援してくださったみなさん、本当にありがとうございました。内容の詳細は、次号会報にて会員のみなさんにお伝えいたします。

国会インターネット中継傍聴のお勧め 4月12日参議院農林水産委員会

参議院先議の国有林野の有する公益的機能の維持増進を図るための国有林野の管理経営に関する法律等の一部を改正する等の法律案」の審議・採決のもようが、インターネットで放映されました。(10時~13時)便利になったものです。議員の生の声を聞くと、人間性まで伝わってきます。ネット中継は、お勧めです。

質問者は、金子恵美議員(民)、加冶屋義人議員(自)、山田俊男議員(自)、横山信一議員(公)、小野次郎議員(み)、紙智子議員(共)でした。うち2名の議員さんが、熊森の2提案を一つずつ出してくださいました。その瞬間、熊森事務所職員一同大拍手となりました。

答弁は、林野庁長官、環境省副大臣、農水省政務官などでした。質疑応答が終わると直ちに付帯決議が読み上げられ、全会一致で法案は委員会成立し、その後参議院を通過、衆議院に回されました。

残念ながら、熊森提案は付帯決議にも取り入れられませんでした。まだまだ多くの国会議員さんは、20世紀の人間至上主義から出れていないと感じました。「人間至上主義は、人類を滅ぼす」というのが、熊森の考えです。森林や自然を考える時、人間以外の生き物たちの視点も絶対に必要です。この視点がなければ、人間は、森林や自然を食いつぶしてしまうでしょう。

ある議員さんによると、前もって質問は答弁者に提出されているため、委員会は単なる儀式だということです。国の方向を変えていくには、普段から地道なロビー活動を続けて、真実を議員のみなさんに伝えていくしかないと思いました。

衆議院農林委員会調査室にたずねると、この法案は、4月18日に衆議院農林水産委員会にて提案説明会が行われたそうです。今後の委員会審議は、今、野党が審議拒否で国会が機能停止しているため、いつになるかわからないということです。

4月11日 「国有林野の管理経営に関する法律等の一部改正案」審議に対して国会ロビー活動 

これまで、4月12日に農林水産委員会で審議が始まる参議院先議の国有林野の有する公益的機能の維持増進を図るための国有林野の管理経営に関する法律等の一部を改正する等の法律案」(3月2日に閣議決定)に入れ込んでいただきたい熊森提案2点を、関係議員に配布説明してきました。いよいよ明日審議、直後に採決ということで、国会議員会館を訪れ、関係議員を回り、再度または新規、お願いしてきました。

<熊森が法案に入れ込んで頂きたい2点>
1、今後、1.28兆円の林野庁の債務返済のために伐るのは人工林だけとし、国の貴重な財産である原生的天然林は伐採しないこと。

2、①奥山全域②尾根筋③急斜面④山の上3分の1⑤川筋の人工林については、<水源地確保・生物多様性の保全・災害に強い山造り>の観点から、伐採後は再造林せず、天然更新させて、動物の棲める自然林に戻すこと。

(議員訪問を終えて)

熱心に聞いてくださる議員さんも何人かおられて、回り甲斐がありました。しかし、残念ながら、官僚のみなさんに洗脳されてしまっている議員さんも多いと感じました。もっともっと自然保護団体が大きくなって、「利権なしで見るとこうなります」という本当の話を、議員の皆さんに伝えていけるようにならなければ、国は変わらないと感じました。

●国会議員の反応から

①最近は、もう、原生的天然林は少ししか伐っていないと聞いている。→(熊森)残り少ないからこそ、もう、少しであっても伐ってはいけないのです。

②債務返済のために伐っているのではない。神社仏閣が必要とする巨木が、もはや民有林にないから、国有林を伐ってあげるしかないと聞いている。→(熊森)今や、原生的天然林を残す方が、大事です。

③ 原生林は、人間が時々巨木を伐って若返らせてやらねば元気にならないと聞いている。→(熊森)人間が手を入れない原生林が、一番元気で一番いい森です。

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