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2013-08-19

7月28日 大人気の太郎と花子

夏盛りの7月28日は、初参加の大学生2名を含む12名でお世話に行きました。

お土産は旬の桃。思わず「ぜい沢やなー」と声が上がります。

どうしても、自然の野山を駆けることの出来ない太郎や花子に対しての

不憫な思いが先立つのでしょう。

せめておいしいものぐらい食べさせてあげたいという会員の思いが強いので

ついつい、2頭の好む高級果物の差し入れが多くなります。

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まずはいつも通り獣舎内をきれいにお掃除します。

 

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プールのお掃除は結構大変です。底まで丁寧に大学生の方達が、心を込めて洗ってくれました。

今年は猛暑です。太郎と花子も立派な毛並みなのでさぞ暑いことでしょうが、プールの掃除も汗が止まりません。

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毎回、ボランティアリーダーのOさんが一升のご飯を炊いて持ってきてくださってます。

このごはんに鯖の水煮缶を混ぜて食べるのが太郎と花子の好物で大切な主食です。

ご飯が済んだらデザートにたくさんの果物を食べます。よく熟しておいしそうなものから食べているようです。

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猛暑です。お水やスイカも、必要です。がんばってチーちゃんも、一緒に今年の夏も元気で乗り越えてね。

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初参加の大学生の方たちの感想は、「動物園の飼育員並みのこんな体験が出来てすごく良かった」ということでした。

来る8月25日も、新しく大学生の方々が4名参加してくださる予定です。(H)

 

今年も参加者一同大感動 第18回本部原生林ツアー

1997年のくまもり結成当初から続く原生林ツアー。18回目の今年は8月4日(日)、なんと1才から70代まで、岡山から自家用車での参加を含めて総勢61名の方が参加してくださいました。場所は西宮のくまもり本部から車で3時間ほどの所にある、岡山県西粟倉村(にしあわくらそん)の若杉天然林です。こんなに遠くまで行かないと、もう、原生的な豊かな森は見れません。みなさん豊かな森ってどんな森なんだろうと期待に胸を膨らませて出発しました。

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クマさんは豊かな森のシンボル。ということで、まずは、たつの市の公園で飼育されている2頭のクマさん兄妹を訪れました。このクマ獣舎は、2年前にくまもりの要望を取り入れていただき、改造されて広くなったもの。2頭とも名前がついておらずみんなでクマさ~んと呼んでいると、クマさんが奥から出てきてくれました。夏の暑い日でしたので思いっきり水をかけてあげたいと思いました。

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道中車窓から人工林を眺めていただき、私たちが豊かな山だと思っていたところが実は人工林であることを説明。そしてバスを降りて人工林を見学し、人工林が野生動物や土砂災害などいかに大きな影響を与えるかを説明しました。「森林・林業再生プラン」の影響で山のあちこちに林道が造られ、山にたくさん傷がつけられているようで心が痛みました。人工林の中には下草がまったく生えておらず、ほとんど生き物の気配を感じることができませんでした。この様子をしっかり頭に入れておいて、若杉天然林と比べてもらいます。

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いよいよ若杉原生林に到着し、班ごとにごはんを食べていると突然の大雨。みなさんとりあえずバスに避難していただきましたが、昼食を済ませるとすぐに雨もあがり、原生林ツアーを続行することができました。

いよいよ若杉天然林へ。広さはわずか86ヘクタールですが、ブナやミズナラなど199種類もの樹木が生い茂る原生的な森。

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今回も参加してくれた子供たちがまっさきに虫を見つけていました。

沢水の温度は16度でした。年間を通してほぼ一定の温度で、夏は冷たく、冬あたたかく感じられるのが、湧水の特徴です。

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天然林の中はしっとりと湿っており、谷川にはこんこんと水が流れ続けていました。

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巨木が倒れたあとにできるギャップ、そのギャップに生えてくる更新稚樹、すべてがこの多様性豊かな森をつくるのに必要不可欠です。

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今年参加できなかった方は、来年是非ご参加ください!

参加者の感想

・人工林がいかに自然のサイクルを壊しているかという説明で今まで知らなかったことを知り、とても勉強になりました。

・緑いっぱい、さわやかな風、たえまなく聞こえる沢の水音、目を閉じて耳をすますとどんどん身体のこわばりがほどけていくのを感じました。

・天然林の頂上で自然林と人工林の明らかに違う森の姿を見て人間の都合で壊してしまった自然がどれだけのものか知ることができました。

・本部の森再生活動に参加しているのですが若杉原生林のように美しい森に再生できるように頑張りたいと思いました。

・これから日本の事を考えていって欲しい若い方の参加に意味あるな~と思いました。

・スタッフの方々の熱心さ、親切さに感動しました。

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