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2022-05
「東北の山の今と未来をかんがえる」東北大集会アンケート結果
- 2022-05-30 (月)
- くまもりNEWS
2022年5月22日、やくらい文化センター(宮城県加美町)にて、大規模風力発電やメガソーラーを山に建設する問題について考える「東北の山の今と未来を考える」集会が開催されました。
会場には地元中心に400人余りの人たちがご参加くださいました。
アンケート回収箱に次々と人が訪れる
「東北の山の今と未来をかんがえる」アンケート結果
161人の方からアンケートをいただきました。
①本日の集会について
・大変良かった 104 ・良かった 37 ・普通 7
・あまり良くなかった 0 ・良くなかった 0
・無回答 13
②「世界農業遺産の大崎耕土」の水源地である加美町周辺の山々に、風車を建てることについて
・建てても良い 2 ・いらないと思う 39
・絶対に反対 122 いらない 絶対に反対 両方に〇 2
③メガソーラーや巨大風車が近くにある観光地に、観光客として遊びに行ってみたいですか
・行ってみたい 4 ・行ってみたいと思わない 157
④お住まいの地域
・加美郡 87 ・大崎市 22 ・仙台市 27 ・丸森町 2 ・遠田郡 1
・石巻市 3 ・栗原市 4
・その他宮城県(塩釜 2 富谷 登米 大和町 気仙沼)
・その他(石川 2 山形 東京 愛知 長野 兵庫)
感想欄
・国の法整備の見直しの働きかけ、自治体の認定(条例)を制定してほしい。再生可能エネルギーについての認識と未来へ何を残すべきか考えさせられた。日本を世界の視野からゆっくり考えたい。とても理解しやすかった。
・自分で出来る範囲の身近な所で省エネを、より行いたいと思う。関心を持って何が良いのか、自分で勉強する。外国の先進地が何をやっているのか(対策、ドイツ等)見てみる。調べる。
・日頃何気なく見ている素晴らしい景色の中に風車がそびえるというのは考えられない。何をどうしたらいいのかわからず参加した。何とか白紙撤回に向かって欲しい。
・自分の生活の質を縮めなければ…!今一度、考え直す。本日の構成、お見事。
・ドイツでは、伐採してしまった6倍の木を植えなければならない。そしてその後、管理しなければならない。このくらいの法律・条例を、今、日本で作るべき。災害の多い国づくり、町づくりを目指す人はいない。ただみんな無知なだけ。知らないことほど恐ろしいことはない。自然破壊、環境破壊はこれ以上許されない。今のままの森、山、自然を後世へ残していきたいと切に思う。
・町長さん、議員さん、早速条例を作って下さい。自然を大切に、子供達に残して下さい。
・自然を破壊するのは反対であるが、次世代まで可能なエネルギーは何か。何が良いかも教えてほしい。風力発電のデメリットは理解できたが、メリットはないのか。また、自然を壊さないでできる方法はないのかも教えてほしかった。
・法改正、条例を作る。自然、安全、安心な生活を守ろう。
・絶対反対の気持ちを強くした。
・このような会が全国的に広がって欲しい。
・動物は?水は?いろいろ考えさせられた。応援する。広げる。がんばって!
・栗原市でも六角牧場への風力発電の計画があるので他人事では無いと感じる。いろいろと勉強になった。
・全国の活動の経験を学ぶ事ができた。今後、自分の所属している団体で学習会をやっていきたいと思う。
・ぶなの原生林を破壊する恐ろしさ!美しい山と川を守りたい。山を自然を知らない者が山を壊す恐ろしさ。
・自然破壊、考えさせられた。自然あって当たり前と
・東北の 日本の山に風車はいらない。
・考える、真剣に!!!
・再エネについての問題点を再認識した。日本はまだまだ法整備が遅れていることも大問題。早急に法整備を!
・色々と今後のあり方について参考になるお話を聞くことができたのでとても良かった。自然エネルギーの活用について、早期に国としての規制する法律を作るべきと思う。
・危険な事が大変よく分かった。
・各地の方達からのビデオ映像はとても分かりやすい。事業者と地権者にだけの金銭の対価は大き過ぎると思う。これ以上の自然破壊は絶対やめさせないと。声を上げてくれてどうもありがとう!
・署名活動をする場合は声をかけてください(早目に)。そして、子供も一緒に女性もできるだけ大人数で署名をした方が良いかもしれない。
・メガソーラーを建てる計画がこんなに多くある事を初めて知った。メディアが取り上げないから、大都会の人達は全く知らないと思う。大都市の人達が節電をするべきだ。夜でも明るい街、冬なのに半そでやタンクトップで撮っているテレビ。電力の使い過ぎは、そういう街にある。
・各地で起きている再エネ事業の問題の深刻さを知ることができた。皆が幸福になる様な再エネ事業になって欲しいものだ。
・自然に生かされ、生きている私達。子供達の為に一人一人が気付き、この素晴らしい命の源の輝きを共に協力・共生と、共に力を合わせ日本の宝を守る為にお互いが気づくことからスタートと思う。
・新聞折込でニュースレターを見てからずっと不安な気持ちだった。知らない間に計画され工事されている。とても恐ろしい事だと思った。本当に風車はいらない。
・いろいろな人の話が聞けた。知らなかったことが色々分かった。宮城の中の出来事!青森・北海道。東北・北海道が危ない!
・再生可能エネルギーといえども、環境を破壊し、人々の生活の安全を脅かすものは賛成できない。原子力発電を優等生のように言う人がいるが、女川原発2、3号機からは毎秒120t、海水よりも高い温排水を流し、海水温を上げる。また、放射性廃棄物は10万年管理が必要。日本列島に人が住み始めてまだ3万8000年。大規模な物ばかり考えないで、オフグリットという考えもある。この考えが普及しないのは大電力会社の利益にならないからだろう。自然と調和し、地域(自宅)で循環できる暮らしをしたいものだ。東北大学、日本製紙の共同研究では、木質由来の蓄電池の実用化を目指している。樹木がますます重要になると思う。
・現在のこの問題に関する状況、情報を知ることができた。
・六角牧場、鳴子、加美に風力発電はいらない。健康被害、環境被害がある。
・宮崎地区の現場を見に行きたいと思う。
・人は年をとればとるほど「幸せ」になると思っていたのに…。国も、○○も信じられない!法律・条例を早く作ってほしい。
・とりあえず節電考える。私も5%節電に取り組む。
・参加して大変良かった。大崎市三本木に太陽光が次々と出来、「なんだ」と思っていたところだ。
・そこに住む人の生活を守ってほしい。
・現場での声、現状、そして一人の人としてできること…。一つ一つが心に響いた。行動に変えていく。
・大変勉強になった。特に大規模となった際に、生態系への悪影響が具体的にどのようなものなのか良く分かった。また、廃棄物問題は必ず起こる問題であり、業者はその準備を行っていないことには驚きだ。このままだと、日本は環境破壊立国だ。今後この問題を周りに知ってもらおうと努力する。
・各地の運動がよく分かってすごく良かった。多くのかたに知らせ、風力発電を作らせないために、最後まで頑張っていきたいと思う。
・近隣だけでなく、他地域のことも知ることができたから、大変良かった。再エネを真剣に考えなければと思った。通勤路の道沿いにも太陽光発電がいっぱいあった。
・全国各地で「再エネ」に関する問題が起こっていること、この会で知ることができた。そして、容易に考えていた自分がとても恥ずかしくなった。わが加美町にも風力発電に関しての情報を知り、参加してよかった。様々な問題があるのですね。「将来に向けて、これ以上の自然破壊はして欲しくない」と心から思う。
・森林伐採による再エネ開発が日々の生活の脅威となっている地域の生の声、現状を理解出来た。東北の森・自然は日本の財産だと思う。ここで起きている問題は、日本・日本人全体の問題だと感じた。エネルギー・電力は人間の経済活動には必須である為、日本のエネルギー戦略を総合的に打ち出す時代を迎えている。矛盾の無い環境問題解決の為のエネルギー確保を国に求める。
・再生可能エネルギーの問題点が分かった。
・各地の取り組みが聞かれたこと、野口さんの話が聞けたこと、再エネの動きが分かったこと、どういう方向でもっていくのか分かったことが大変良かった。
・大変充実した内容で感謝。一人一人の発言がすばらしく、心強い内容に感動した。連携準備に大変な苦労があったことと思う。感謝、感謝。大崎では、あわせて放射能汚染物焼却も大きな問題。追いかけて水道民営化と市民県民の声を無視され続けている事に怒る毎日。声を出す、連携して反対行動する…意思表示するための力をたくさんいただいた。変える議員を選びましょうね。
・まず町民に知らせること。一緒に頑張ろうね。
・知らなかったことを沢山知ることができ勉強になった。日本の県境保全に関する法の不備を是正することが急務であるということが分かった。議員さんが参加しているので、国政,県政、自治体の政治、立法に責任を負う方々が、早急に法整備の為に動いていただきたい。自然と共生し、豊かな自然を後世に残すためには、再エネの規制と同時に、原発の廃炉、化石燃料による発電の減少と並行して進めなければと思う。
・山は山。再生エネルギーはやっぱりゴミだ。
・今日までよく理解していなかった。各団体からの発表等を聞き、めったにお会いする事のない野口健様のトーク、皆さんの意気込み、身に沁みた。
・前半の5団体の個別のセッションは、それぞれの観点、活動が分かりやすく良かった。風車が建つと「世界農業遺産」の認定から外れる・剥奪されることはないのか。
・衝撃を受けた。勉強不足だった。闘っている関係者に心からの敬意をささげる。共に声をあげたいと思った。良い機会をありがとうございます。
・知らなかった再エネ開発への対処法について教えて頂けた。仙台市長もあまり鈍感で関心が低いことが分かった。外国、ドイツの再エネ参入の厳しいルールの見本があることがわかった。最近は、小型原子炉や東日本地震にも耐えた原発があると聞く。そういうことも、議論に入れて、どこまで再エネでまかなうのかも考えて欲しい。CO2は化石エネルギーが本当に原因か議論が割れているので、そういう声も考慮して再エネばかり考えることはどうかと思う。
・各地域の思いが感じられた。良かった。自然を守りたい。守りましょう!
・この自然を守るため、できる限りのことをしたいと思った。スタートの映像と歌で涙が出た。絶対守らないといけない自然!!!!目先の利益だけで動いてもらいたくない。子・孫に美しい風景を残していかなければ。
・加美町だけが苦しい思いをしているわけではことを知り頼もしく思った。原発の処理場問題でも地域が一丸となって計画を撤回することができた加美町の人々が、もう一度協力して本来の意味で誰もが幸せになれる未来にしていきたいと思う。
・是非またこのような会をやってほしい。
・開発は止めて欲しい
・前半の各団体からの発表により、共通する経過、共通する問題が明らかとなり、共通認識となった意義は大きい。
再生ecoエネ建設は、地方で自然の豊かな、人口の少ないところがターゲット。
⇔便利な今の暮らしの維持、電力需要満たすのは必至という考え方。節約は??
⇔くらしの基盤の基底に自然環境があるという認識も崩れ始めている⁈(火星移住プランとか)
・なぜそれほどまでにして加美町に巨大風車を設置しなければならないのか、町の考え方を聞きたい。町長の考えを町民に伝えてほしい。
・会の開催、誠にご苦労様。関係者、主催者の皆様に心より感謝・御礼申し上げる。カーボンニュートラル、再生可能エネルギーという大きな動きについては基本的に賛成してはいるが、国の政策、補助金等にむらがる利益集団が見え隠れする。何よりも安心安全が一番。また、次の世代に負の遺産を残すことがないようにすることが肝要であると改めて強く思った。このような機会を与えていただいたことに改めて感謝。次のステージに向かい共に動こう。
・各地区ごとに問題とされる部分が異なることが知れた。地元、折立地区からも程近い秋保で起こっている活動についても詳しい話が聞けて良かった。どの地域でも「50年後、100年後の人々が生活を安心しておくれる」保証がされている開発とは程遠く、もっとたくさんの声を広げていきたいと思った。
・日本全国での風力発電の問題をビデオ等見せていただき、びっくり。講演して下さった力強い内容に自分の無知を知り、参加し、生の声を聞くことが出来て、とても良かった。周りの人達にも真実をお話ししなければと思った。我が町の町長、町議員の方々、事業者の方々との話し合い、理解しあわなければいけないと痛感した。皆々様の御努力に感謝。
・自分の知らない土地での計画がこんなにあるのかと、ビックリしている。進んで情報を集めて、何かお手伝いできる事があればしていきたいと思う。考えをもっとしっかり持って、意思表示をしっかりしていこうと思う。
・山林を切り開いて作る再エネに疑問を持っていたが、事業者、国、県、町の住民を考えない態度がこれほどひどいものだとはわかっていなかった。本当の意味での再エネを考えていくことと、国の言いなりになる県知事、町長に私たちの声が届くよう協力したい。
・ある程度は理解が出来たが、これからの次世代を思うと、今一度考え直して頂きたい。
・メガソーラー全般についての情報収集、志を同じにする人々との情報交換、交流が大切。地元の美しい農山村の景観保全、生物多様性の保護を最優先にするように、これからの活動を支援していきたいと考えている。マスメディアの活用と、継続的な集会、ネットやSNSの利用などをさらに進めていただきたい。これからは世界情勢も不安定で価値観も変わる。せめて地元の美しい風土と文化は守っていくべき財産。
・色々な場所の様子が分かり、何が問題なのかが少し知れたような気がした。
・加美町には何基かすでに設置されているが、これは、いいことは絶対ないと思う。これ以上増えないように阻止する運動を。
・話を聞けば聞くほど、自然が破壊され恐ろしくなる。加美町の自然を絶対守って欲しいと思う。みんなで声をあげて頑張っていこう。
・風力発電の騒音は非常に大きいものがあるので、人体への影響も大きいと思う。風力発電は早急に中止すべき。外国資本の利益の為だけであり、自然保護と住民保護になっていない。
・山頭火 歩いても歩いても山の中。 全国各地で、声を合わせていくことが大切。
・住民が声をあげて、議員・首長を動かすことは大切だと思った。加美町の町長は風力発電設置の計画についてどう思っているのでしょうか。
・現状が分かった。自分にできる事を少しでもやらなければと思う。
・エネルギーは自給すべきだ。地域団体での再エネを進めよう。資本による巨大開発はいらない。
・メガソーラー等、問題があることは、ある程度知っていたが、これ程の事態であることを知れ、知らない人に伝えることができると思った。
・市民運動を担っている皆さんの意見・思いは充分伝わった。共にスクラムを組んで、自然破壊を許さない戦いに参加したいと思う。三枝さんのお話は、ソーラー・風力のネガティブな側面を強調しすぎていると感じる。もっと再エネの未来を明るく語って欲しかった。再エネ < 化石燃料という図式に誘導されているように感じた。太陽光・風力発電による自然破壊は、国・県・市町の行政の姿勢が根本的問題だと考える。日本は知恵がなさすぎる。
・そこまでして電気が必要なのか?自然を破壊してまでお金が欲しいのか?資本主義は嫌いだ。目先の利益しか考えないから。ガスや電気を使わなくても、我々の祖先は生きていた。あれもこれも増えすぎてしまった。
・大変なことが起こりそうなのに、住民の関心がまだ薄いと思う。ふるさとの大事な自然は守ってほしい。未来の子供たちのためにも、今、私たち大人が真剣に考えなければと思う。
・各代表の発表が説得力があった。野口さんの話も良かった。町長派の議員、なぜ出席しないのか。怒りを覚えた。
・恥ずかしいのだが、こんな状態になっていることを今回知った。絶対反対だと認識した。エネルギーの使い方にこれからは考えたいと思う。
・分かっているようで知らない事例がたくさんあって、とてもためになった。参加できて良かった。
・再生可能エネルギーとはそもそも何なのか。何の為なのか。ここで反対した所で、他に場所が変わるだけなのなら、根本的な解決にはならないのではないか。自然を破壊し、無駄な設備を作ることはもちろん反対だが、ここじゃなくなれば良いという着地にならないよう活動してほしい。いずれにしても、決意を行動に移してらっしゃる皆様のことは応援する。がんばって下さい。
・「風や太陽の恩恵を受けてエネルギーを作ることに何の悪いことがあるのか」「原発で電気をつくることを考えたらずっといいだろう」そういう意見が、反対運動の人達に対する口封じ的なもとして使われている。3.11の大震災のあたりから明らかになってきた、この電気を作るにあたっての「仕組み」、そういうことが問題になっているのに、そちらを見せないように何らかの大きな力が働いているようにしか思えない。山や水やそういうものは、決して人間が勝手に出来るものではない。人間の「おごり」。情けない。
・再生可能エネルギーは必要と思うが、自然破壊になっている事情があって大変参考になった。エネルギーに対してもっと考えるべきだと思った。自然や健康が、のちのち子供達にもと、不安になった。地域に風力発電の話が来た時、すぐにどうなるかと不安になった。参考になった。ありがとうございました。
・風力発電が自然破壊や人間に害を及ぼすことが分かった。ただ単に「風力は悪い」という発言をするだけでなく、再エネの風力の代替案などあると説得力が増すと思った。
・地域の問題は日本の問題。日本の問題は世界(地球)の問題。視点を広げて(野口氏のように)データを紹介しながら話し合われたのが良かった。決してこの活動は地域や団体のエゴではないことが理解できたのではないかと思う。
・実態の理解、認識、勉強になった。関心の度合いが増した。
・団体ごとの活動の様子や開発事業の内容がまとめられていてわかりやすかった。事業者側やメリットを主張する側の意見と比較したかった。色々な方法で広報活動し、広く意見を集めてほしい。
・現状を知ることができたことは良かった。反対活動で白紙撤回できることが分かったので、自分にできることをやっていきたい。加美町の風力発電は知らない人がまだまだ多数。私が話した人はほとんど知らなかったし、これからもっとたくさんの人に知ってほしい。
・いろいろな団体の方々のお話を伺い、現状を知り、改めて、再生可能エネルギーはいらないと強く思った。
・「沈黙は賛成と同じ」同感。刺さった。再生可能エネルギーを語った詐欺に感じる。何故都会の電力のために地方の大自然が犠牲にならなければいけないのか?原発もその通り。ただ気になるのが日本の森林も高齢化し、CO2の吸収力が弱っているとか…。これをきっかけに植林もすれば…。 宮中の校歌、泣けた~
・活動の甲斐があって大勢の参加者に来ていただいて良かったですね。各地区からの報告が何より良かった(分かりやすかった)。しかし、今後のエネルギーをどう確保していくのか皆で考えるべきではと思った。
・人はものを作るが、処理する事が出来ないものは作らない。
・日本の環境を知ることができた。山の大切なことがわかることができた。しかし、山の価値を考える大きな点だと思った。あまりにもうけ主義の世の中になった。それに追いかける政治家が多い事。それを選んでいる私達がもっと考えて選ぶべきだと思う。
・これだけの大規模な風力発電事業が住民で十分に知らされないままに進んでいたことに驚いた。分かりやすく、トータル的に風力発電について理解できた。
・再生可能エネルギー事業による森林破壊等の影響について報道等で知ることができず、疑問に思っていた。緑豊かな森が大好きだ。この自然をいつまでも守っていきたいと考える。
・風力発電について深く考えさせられた。これから自分でもいろいろ調べていこうと思う。街と業者との約束事をきちんと行い(20年後の事等きちんとしてほしい)それを広報等で住民に知らせてほしい。1基も作らないでとは言えないが、せめて数を減らしたり、大切なブナの木等は決して伐らないと約束事を決め、守らせるよう、町のみんなで出来ることを考えたい。
・風力発電の危うさを理解できたと思う。現在の美しい自然を大切にしていくことが、私たちの仕事であり、次の世代へとつなげていかなければと思う。どのようにしたら限界集落とならずに、加美町が生きていくことができるかも考えていきたい。
・大変難しい問題だが、やはり加美町の自然を残すことを考えていかなければと強く思った。どの方の内容もいろいろな方面から大変濃い内容だった。私としてはできるだけ節電して生活していくことが日本全国で必要かと強く思っている。
・資源を守る為、風力発電絶対反対。
・加美町の住民の意識が低く、何も知ろうとしないのが残念だ。再エネの話と同時に、節電するという発想を持つべきではないのか。加美町は災害が少ないと言われているのに、この大規模な森林破壊での水源の汚染、土砂災害等がとても心配。何としても10基で止めなければならないと思う。このように運動して下さっている方に感謝している。応援している。条例を作らないとダメだ。
・各団体からの発表を伺うことができ、実情がわかり良かった。丸森の様子でますます腹が立ってしまう。行政の在り方や法整備の必要性など、よく考えることが大事だと再認識した。良い企画の実施ができて本当に良かったですね。
・自分は仙台市に住んでいるが、加美町が地元で、たまたまSNSで見つけたので参加してみた。地元にこのような計画があるのかとビックリした。とても考えさせられる会だった。
・100年、1000年後も未来にこの素晴らしい大自然を残すべきと思う。今日参加しなかった加美町の議員さん「SDGs」をどう思っている?
・自然破壊は許されない。しかし、私たちの生活に電力は欠かせない。難しすぎる問題。ソーラー、風力、水力で、いかにも自然をうたっているが、実は自然破壊、金もうけ、土地を売って儲かる人、その場しのぎ。
・各地の事業主体がどのような資本、外資ならどんなのかを知りたかった。
・自分が思っている以上に、日本のあちこちで強引な開発が進んでいることを知った。これからも真実を知り、未来につながることを考えて行動したいと思った。町長の意見があれば、なおよかったと思う。
・再エネについて、知識があまり無く、今日のたくさんの方々のお話を聞き、なぜ反対しなければいけないのか?という考えが、とても分かりやすく、勉強になった。加美町だけの問題ではなく、宮城、東北、国全体で改めて一人一人が真剣に考えることが、未来につながると思う。これからも、自分に出来ることを頑張りたいと思う。
・秋保町から参加。環境問題を提起すると何か特別な活動をしている人とみられる事が多く、地域住民は比較的無関心だ。身近な問題としてとらえる事が出来ないようだ。現在不自由なく暮らしているのでそのように考えられている。事が起きてから騒ぐといった事では手遅れということになりかねないのだが…。
・政治家は何をやっているんだろう。その政治家を選んだのは私達。フランスのことわざに、国民のレベルにあった政府政治家しか選べないというようなのがあるが、これが私達の民度なのだ。ウクライナのように爆弾が降らないのがまだ救いだが…。
・普段山に登っており、野口健さんの体験談が聴けたこと、知らなかった知らされなかったことがたくさんあって、福島原発事故の発がんの件を知らされたのも今週。改めて、ソーラーや風車の恐ろしさを考えなければ、自分たちが滅んでしまうと感じた。丸森の代表の方の発表がわかりやすくて、お話を聞けて良かった。
・賛否両方の意見が効けたらと思う。
・代替エネルギーは必要。やっつけでなく、後先の事も考えて進めていかなければならない。法もきちんと作って進めていかなければならない。
・行政、町長に風力発電の資料(マイナスの影響)を送付して、その回答が聞きたい。町民に知らせてほしい。
・ひとりひとりが関心を持って考えていく。
・風力発電の大きさと、それに伴う山を切り開く。自然を壊しながら、たった20年しかもたない物を作らないといけないのがとても不思議。スーパー林道と言っていた事がとてもこわい話だと思った。とにかく自然を絶対壊してはいけない。皆で頑張ろう。
・皆様の現状、お気持ちが知れて大変良い機会だった。再エネは今後の地球環境において必要になってくるかと思う。皆様の地域においての今現在の開発は、私は阻止していくべきだと思うが、「何か代替案があれば…」と、いつもこの風車やパネル設置問題が起こると考えてしまう。皆様のその辺りのお考えもうかがってみたい。
多くの皆さんがアンケートを提出してくださいました。すごいです。
宮城県加美町荒沢湿原 関西や関東が失った森
- 2022-05-29 (日)
- くまもりNEWS
奥羽山脈の宮城県と山形県の県境に標高1500mの船形山があります。昔は標高500mぐらいまでには人の手が入っており、クリやナラの森でした。それより上は1400mぐらいまでがブナの巨木の原生林だったそうです。
船形山は大部分が国有林です。1965年(昭和40年)頃から林野庁が戦後の拡大造林政策によって、山奥まで林道を張り巡らせて約3分の2のブナ林を皆伐し、跡地に林業用としてスギやカラマツを植えたということです。
しかし、苗木は育たず、放置され、多くがササ原になってしまいました。21世紀に入る頃にやっとブナの伐採が止まりました。
この船形山の中腹に、700ヘクタールに及ぶ荒沢湿原があり、ミズバショウの群生地として有名です。ちょうどこの季節、クマたちがミズバショウの花を食べに来るということで、宮城県加美町で5月22日に開催される再エネ問題大集会の出席を兼ねて、前日の5月21日、熊森協会会員向け荒沢湿原ツアーを組みました。
案内してくださったのは、役場の方と、宮城県でクマを研究されている大槻雅彦先生です。 ここは全国でも有数の巨大地すべり地で、3~ 4万年前の氷河期後半から地すべりが始まり、それによって複雑で変化に富んだ地形、地質、水系が生じ、多数の池沼と湿地が形成されたそうです。
広大なこの地区には 530 種を超える植物、動物相のなかでもトンボ類は 50種以上確認され、宮城県内随一の生息地と言われています。さらに、鳥類も 85種確認されるなど、豊かな森が多種多様な生命を育んでいます
あちこちに池や湿原
ミズバショウは、花の時期が終わっており、緑の実がなっていました。クマの中には、この実を食べに来るのがいるそうです。
ミズバショウの実
参加者と記念撮影
荒沢湿原のまわりの森は下層植生が豊かな天然林で、この上もない美しさでした。関東や関西から参加した会員たちは、見とれてしまいました。関東や関西が失ってしまった森です。少なくとも私は今までこんな森を見たことがありません。
この森の全てがクマの餌ですと大槻先生
関東や関西では人工林の中は茶色一色ですが、驚いたことに、宮城県ではスギの人工林に下草が生えていました。スギにクマ剥ぎの跡はありませんでした。
東北の森が羨ましいです。
大槻先生がツキノワグマの事をいろいろ教えてくださいました。荒沢湿原周辺では、ホオノキが一番クマ剥ぎの対象になるそうです。
クマは流水を渡りたがらないが、閉鎖的水域では泳いで対岸へ渡るそうです。私たちが訪れた日の朝にも池を泳ぐクマが目撃されたとのことでした。クマは木に登るとき、樹皮を垂直に歩くかのようにすいすい登るが、降りるときは不器用に滑り降りていくそうです。想像しただけで、クマをとても愛らしく思いました。
クマたち多種多様な生き物が暮らせる豊かな森や湿原を、20年間のFIT認定期間中使用するだけのメガソーラーや風車で破壊せず、自然のままいつまでも残していきたいと強く思いました。
船形山に残されているというブナの原生林というものを一度見てみたいものだと思って訪れましたが、そこに行くには数時間歩かなければならないということで、残念ながら今回は無理でした。でもいつか行ってみたいです。
5月22日「東北の山の今と未来を考える」再エネ問題を考える集会に400人参集 大盛況・大成功
- 2022-05-23 (月)
- くまもりNEWS
まだ昨日の感動が冷めやりません。
昨日の東北大集会は、兵庫県の自宅にてユーチューブで視聴させていただきました。
オープニングは、美しい音楽と地元のスタッフがドローンで撮影してきたふるさと加美町の自然豊かな風景です。
素晴らしい風景に見とれていましたら、いきなり会場が映し出されました。
うわあ、すごい人数だ。
200名まではみんなで数を読んであったのですが、当日何名になるのかは見当がつきませんでした。
これは200名なんかじゃないぞ。(スタッフ合わせて、参加者は約400名だったそうです)
会場に集まられた大勢の人たちをみて、胸の高鳴りを押さえられませんでした。
地元の皆さん中心に、みんなで一生懸命心を込めて再エネ問題を知ってもらおうと本当に涙ぐましい努力をして準備してきた会です。
会場では、なんの欲もない実直そのものの日本人が、次々と登壇します。
ユーチューブ配信を見逃した方は、ぜひご覧になってください。
この後、自分の言葉でこの日の会を振り返ってみます。登壇者の言葉は自分の言葉に意訳していますので、ご了承ください。
司会、挨拶、古屋圭司衆議院議員の衝撃のビデオレター
この後は、森林破壊を伴うメガソーラーや風力発電建設を止めようと、必死で闘っている宮城県4団体、青森県1団体が問題点を明らかにしながら、8分ずつ発表されていきます。魂からの語りは人々の胸にすうっと吸い込まれていくようでした。
休憩後、巨大風力発電設置時のブレード運搬の様子を撮影したフィルムの視聴。風車で森がズタズタにされることがわかりますが、見れたのは会場の皆さんだけです。
風車病にかかって苦しんでいる北海道稚内市の元市議の声。
その後は、特別ゲストであるヒマラヤから帰ってこられたばかりの野口健さんのzoom出演。
野口さんは兄弟同然の方を遭難で亡くされ、大ショックのようでしたが、この会は約束していたからと、がんばって出演してくださいました。ネパールで実施されている森再生のことや、ドイツでは森林伐採による再エネは禁止されていることなど、とてもいいお話をいくつかしてくださいました。その誠実な姿勢に、ファンがまた一気に増えたと思います。
その後は、東北大震災直後に東北に入られたという元産経新聞東北総局次長の三枝さんの記念講演。福島原発事故を起点として日本は、あまりにも再エネに急転換したため、ひとつひとつ検証する暇もなく突進し続けているという問題点を指摘されました。国は、ここで一度立ち止まって、今のような再エネを推進していっていいのか、点検すべきでしょう。
次は、日弁連メガソーラー問題プロジェクトチームを代表して、室谷悠子会長が、今の日本の法律では住民の安全安心を満たす再エネは望めない、法改正が至急必要。しかし、こんな中でも、住民が一致団結して無茶な再エネ開発を止めた例もいくつかあると、勇気が出る事例を紹介しました。
最後は質疑応答です。
たくさんいただいた質問のなかから、各団体が1枚の質問を選び、順に答えていきました。条例や法が現実問題に追い付いていないために、自分たちの生存権を守ろうと住民が本業以外に大変な労力を使って苦労して全国各地で無償の闘いを続けている。「今日、来賓席に座っておられる議員の皆さんは、条例や法律を作るのがお仕事。住民がこんなしんどい闘いをしなくてもいいように、早急に再エネ開発に規制をかける条例や法律を作ってください」との丸森からの発言があった時には、思わず拍手しそうになりました。議員の皆さんよろしくお願いします。
終わりのあいさつは、加美町町立宮崎中学校を卒業された高齢の方が、少しお話ししてから、校歌を歌ってくださいました。やくらい山の豊かな自然を、自分たちの代で破壊してはならないという思いが伝わってきて、思わず涙しました。この日の参加者の中には地元宮崎中学校出身者が多くおられたはずです。みなさん涙し、再エネ反対の声を上げようと決意されたのではないでしょうか。
最後、「加美の山に風車はいらない」と書かれたプラカードを持つ加美のみなさん
集会は大成功!
写真を見るとスタッフみなさんのお顔が「やったー!」との思いで輝きに輝いていました。小さな風車反対運動を、自分たちの力でここまで大きくしてきた。みんな感無量だったと思います。
嫌なことは嫌、おかしいと思うことはおかしいときっぱり言われた地元の皆さん、どなたも、めちゃくちゃかっこよかったですよ。
この後、私たち自然保護団体がしなければならないのは、再エネ問題で泣き寝入りをしている全国の人たちに、嫌なものは嫌と一緒に声を上げようと輪を広げていくことと、手遅れになる前に国会で再エネ規制法案が一刻も早く成立するように、政治家の皆さんにお願いし続けていくことです。
ここまで活動してきて思うことは、あまりにも国民の皆さんが、再エネの弊害を知らなさすぎるということです。メガソーラーも風力発電も、できてしまってから後悔しても遅いのです。工事が始まる前に、再エネの負の面もしっかり見ておかねばなりません。
最後にマスコミの皆さんに苦言。宮城の奥地に400人もの人たちが集まったのに、マスコミの取り上げ方があまりにも小さすぎます。マスコミの皆さんが、再エネ問題の大きさにまだ気づいておられないのか、それともいろいろなところに忖度されているのか、どちらかでしょう。(完)
2022.5.23 森山まり子
こちらもよろしく。
風車病の恐ろしさがわかる衝撃の一冊「風力発電の被害」由良守生著
- 2022-05-24 (火)
- くまもりNEWS
日本では風車病で多くの人たちが亡くなっているにもかかわらず、風車病は存在しないことにされているそうです。そのからくりが、水俣病と同じとは!
「風力発電の被害」は、風車病に苦しむ元由良町議会議員由良守生氏の著書です。由良家は由良町で1000年前の家系までさかのぼれるという由良町の名家だそうです。
風車病とはどのようなものか知っておこうと思って由良氏に電話してみました。しかし、簡単に理解できるようなものではありませんでした。
そこで、ご著書である「風力発電の被害」を取り寄せて読んでみました。
少し気合を入れないと読めない本ではありますが、読んでみて、日本でとんでもない不正義が、行政や行政とつながる研究者によって行われていることがわかってきました。その構図は、水俣病と同じです。
巨大な風力発電は必ず有害な低周波音(低周波空気振動)を発生させて、周辺の人々に悪影響を与えます。ヨーロッパやアメリカでは、既にたくさんの被害報告や研究論文が公開されています。
日本でも各地で風車病患者が多々発生しているのに、なぜ日本社会では風車病が存在しないとされているのか。見えてきました。日本社会はいつまでこんなごまかしを弱者に強制しているのか。衝撃です。
低周波音の被害者となると、耳鳴り、目まい、頭痛などにより生活が一変します。性格の変化、人格の崩壊があります。家族の者でさえ理解できない苦しみに狂います。 重傷者の被害確率は、100人に1人か2人ですが、本人ですら気がつかない脳溢血や心筋梗塞といったリスクを含めると、30パーセントに及ぶと汐見文隆医師などの識者や海外の文献は報告しています。体調のよくない人は被害者と呼ばれる前に亡くなるようです。
行政主導で全国に風力発電の建設が進められている今、被害を隠蔽するためのいろんなトリックが仕掛けられているそうです。
電話でお話を聞いたときは、由良さんが変なことを言われているようにも感じたのですが、この本を読んで、やっとわかってきました。
風車建設に賛成の方もおられるでしょうが、建設を認める前に、ぜひこの本を読んでみてください。風車ができてから知っても、もう遅いのです。
風車を造るなではなく、風車を止めてくれと叫んでいる人たちのことがやっと少しわかってきました。私たちは元々自然界の動物ですから、絶えず襲ってくる不自然な音や振動に耐えられないのでしょう。恐ろしい話です。
マゲシカ生存に国民が意見を届ける最後のチャンス 6月2日締切 多数の意見が必要
- 2022-05-23 (月)
- くまもりNEWS
防衛省は4月20日、鹿児島県西之表市馬毛島基地化(米軍+自衛隊)をめぐる環境アセスメントの第3段階である「準備書」を発表しました。
基地化が進む馬毛島
マゲシカ
それによりますと、事業実施区域は718ヘクタールで従来通りですが、フェンスで囲む基地面積が415ヘクタールに縮小されていました。「マゲシカの生息環境確保のため」、訓練区域を基地のフェンス外に設定することにしたのだそうです。まず第一弾、良かったです。
防衛省によると、工事期間中は資材置き場や仮設プラントを造るため、島の6割に当たる497ヘクタールをアスファルトで覆うなどし、完成後は基地敷地の415ヘクタールをフェンスで囲い、外側の82ヘクタールはマゲシカが生息できるよう芝を張るとしています。ウーン、この間マゲシカは生き残れるだろうか。
シカは草原の動物ですが、正確に言うと林縁の動物です。暑い日差しや嵐から身を守る森林も一部必要です。島中央の小高い森や、豊富な湧水の部分の保全は必須です。
どの部分を残せばマゲシカが生き残れるかは、長年マゲシカを研究してきた研究者でないとわからないと思います。熊森は今回、防衛省に、北大の立澤史郎先生に20年ぶりに入島許可を出していただき、まず現在の馬毛島の調査をとお願いしたのですが、残念ながら、許可がおりませんでした。理由がわかりません。
尚、今回の準備書によると、マゲシカは遺伝子的に馬毛島固有のシカではないという初記述があります。大昔は種子島のシカと同じものであったとしても、長い年月孤立している間に、馬毛島と種子島のシカに違いが生じた場合、それを固有種とするかしないかは、学者の見解が分かれるところだと思います。そういう問題は学者のみなさんにお任せすることにして、自然保護団体である熊森としては、今いる個体群をなんとしても存続させることをめざしていきたいと思います。
大規模な開発を行う時に義務付けられている日本の環境アセスメントは、配慮書、方法書、準備書、評価書の4段階あり、委託された業者が実施します。
国民が意見を届けられるのは今回の準備書が最終です。
前回の「方法書」の時を上回る500通以上の意見が寄せられる必要があります。
5月10日に西之表市で実施された地元説明会では、参加した約100名の市民から、騒音や生態系への影響予測についての懸念や不信の声が相次いだそうです。絶滅危惧種のマゲシカへの影響を心配する声も多く出たとのことです。
一人でも多くの国民の声を届けることが必要です。ぜひ、みなさんに、基地設計には立澤先生と防衛省の協議が必要との意見を出していただきたいです。草地造成にあたっては外来種を入れないこと、森や湧水の部分を最大限残すことを要望してほしいです。よろしくお願いします。
◆意見書の 提 出 先:〒862-0901熊本市東区東町1-1-11
熊本防衛支局 建設計画官様
TEL:096-368-2173 FAX:096-368-6970(平日午前9時から午後5時まで)
電子メール (ks-km-tyoutatsu@kyushu.rdb.mod.go.jp)
◆提出期限:令和4年6月2日(木)まで
◆意見書の提出に必要な事項:
1.氏名及び住所
2.意見書名:馬毛島基地(仮称)建設事業に係る環境影響評価準備書について
3.準備書についての環境の保全の見地からの意見(理由を記載すること)
「風力発電を地域から考える全国協議会(風全協)」全国組織立ち上げ 元稚内市議ら
- 2022-05-24 (火)
- くまもりNEWS
風力発電の大規模開発をめぐり、立地地域の住民らが5月15日、全国組織「風力発電を地域から考える全国協議会(風全協)」を設立した。
3道県6団体と、8道県8団体に所属する個人会員で発足。今後、団体間での情報共有や問題提起をはじめ、地域の特性を生かしたエネルギーのあり方を考えていきたいとしている。
風力など再生可能エネルギーをめぐっては、菅義偉前首相が2050(令和32)年に温室効果ガス排出量を実質ゼロにする「カーボンニュートラル」を宣言。
政府は「再エネの主力電源化」を掲げ、昨年10月の新たなエネルギー基本計画で2030(令和12)年の電源構成に占める再エネの割合を最大38%に引き上げた。
この流れの中、陸上、洋上の各風力発電計画が大規模化。
風の適地の関係から、稚内など北海道北部で今後さらに計約900基の風力発電計画があり、同一地域に事業者が集中している。このため景観や自然破壊、健康被害などをめぐって、地域住民との合意形成が全国各地で課題となっている。
風全協への連絡は、メール(zenkoku.huryoku@gmail.com)へ。
昨年7月には太陽光、風力発電の大規模開発をめぐる全国組織「全国再エネ問題連絡会」が発足。40団体が参加し、今回の風全協と重複参加もある。風車病に苦しむ風全協の佐々木邦夫共同代表で元稚内市議(54)は、「再エネ連絡会との連携も検討していきたい」と話す。
再エネ連絡会の山口雅之共同代表(64)も「方向性は同じ。大同団結したい」と述べて、今後の連携を歓迎した。
熊森より
熊森は、今、日本で取り返しのつかない再エネ森林伐採が進んでいることを危惧しています。法整備が遅れているため、これらの森林伐採は今のところ合法です。よって、地元の人たちだけで森林伐採を止めることは至難の業です。裁判しても勝てません。各地で再エネ自然破壊に歯止めをかけるグループが誕生し、みんなで連携していかねばなりません。
法整備は本来、国会議員の仕事です。私たちは、再エネ森林伐採を規制する法律を作ってくださる国会議員を、応援していきたいです。
日本はすでに再エネで23000ha の森林を伐採済み(メガソーラー+風力発電)
- 2022-05-23 (月)
- くまもりNEWS
日本の国土面積に対する太陽光パネル設置率は、世界一です。
もう設置場所がないため、現在、太陽光発電事業は奥地の山林に移動しています。
昨年熱海で土石流の大惨事を起こしたにもかかわらず、相変わらず大規模な森林を伐採し、切土盛土をして、数十haを超えるメガソーラーを何百か所も建設しています。
また風力発電も、山の尾根筋の森林を何十キロにもわたって伐採し、切り崩し、道路を作って、1基200m近い高さの巨大風車を何百基も建設する工事計画が各地で進んでいます。
大規模な森林伐採を行えば、まず初めにそこで生息していた野生動物たちが生きていけなくなります。他生物への思いやりが少しでもあれば、できることではありません。
ズタズタに切り崩された山は保水力を失い、やがて私たちも水不足に苦しむようになります。
熊森は、現地での調査や、衛星画像の分析から、再エネ開発(メガソーラー、風力)による森林を破壊が、すでに我が国でどれくらい行われたのか、チームを作り、長時間かけて一つ一つ測定していきました。
その結果、すくなくとも日本全国で合計23075haもの森林が、近年、再エネ名目で一気に伐採されてしまったことが判明しました。これは、大阪市の市域面積に匹敵します。
黄色の部分が、再エネで伐採されて森林
再エネ名目の新たな森林伐採計画は、今後もさらに目白押しです。
いっそう猛スピードで森林が失われていくことでしょう。
早く歯止めをかけないと、大変なことになると思います。
祖先が経験から私たちに残した「森なくして人なし、森あっての人間」という言葉を今一度かみしめるべきです。
エンリッチメント用に、伐採したてのスギの丸太
- 2022-05-14 (土)
- くまもりNEWS
「とよ」のエンリッチメントにと、会員の方が伐採したてのスギの丸太を持ってきてくださいました。
エンリッチメントって何だろうと調べてみると、飼育動物に対し、「五感を刺激して、野生本来の行動を発現できるような施設を作り、狭く、単純で、変化が少ない、環境(environmental)を、豊かで充実(enrich)したものにしようという試み」だそうです。
ならば、元野生グマの「とよ」に、もってこいのプレゼントです。
「とよ」が、皮付きの生木のスギにどのように反応したか、動画を見てください。
見事、刺激されたようです。
これで当分、「とよ」も楽しめそうです。
これもエンリッチメントのひとつですね。
飼ってみると、クマは人間と心が通じ合うすばらしい動物です。
飼った人は、クマに魅せられてしまいます。
「とよ」に魅せられて、毎日会いたいからと近くに家を買って引っ越してきた会員もおられるぐらいです。
「とよ」は、多くの人たちに愛されています。
6月4日 東京都世田谷区烏山区民会館に集結を!
- 2022-05-13 (金)
- くまもりNEWS
「全国再エネ問題連絡会」第1回全国大会を開催します
森林破壊・自然破壊を伴う再生可能エネルギー事業に法規制をかけようと、今、政府も一生懸命動いてくださっています。
法整備には多くの国民の声が必要です。
6月4日、熊森が事務局と共同代表を受け持っている「全国再エネ問題連絡会」が、第1回の全国大会を開催します。
コロナ対策もしています。
一人でも多くの皆さんに集まっていただく必要があります。
東京都会員はもちろん関東在住会員は周りの方を誘って、ぜひ万難を排してお集まりいただきたいです。
熊森本部からのお願いです。
なにとぞよろしくお願いします。
来る7月の参議院選挙の争点の一つに、再生可能エネルギー問題を入れこみたいと思っています。
会場設営上、ご参加いただける方は、メール、電話で至急ご一報ください。
saiene@ kumamori.org
090-1718-4190(当日も使用可)
開催チラシ クリックしていただくと大きくなります。
福島再び犠牲か 山の尾根に46基もの風車工事
- 2022-05-13 (金)
- くまもりNEWS
陸上風力発電所を建設するのは、ふくしま未来研究会や信夫山福島電力など9社が共同出資する福島復興風力合同会社。
陸上風力発電所は田村市・大熊町・浪江町・葛尾村をまたがる山の尾根に46基の風車を設置。年間で一般家庭およそ12万世帯分の電力を発電し、陸上風力発電所として国内最大規模。
<福島県復興風力合同会社> 「この故郷が活性化していくんだというような気持ちをもっていただけるような風力発電所にしていきたいと思う。」
陸上風力発電所は3年後の春に完成予定で売電した収入の一部を地域復興支援に活用する計画。
尾根筋風車46基完成想像図
熊森から
「森なくして人なし、森あっての人間」
これは、私たちが祖先から受け継いできた生き残るための秘訣です。
かつて、森を荒廃させた文明はすべて滅びているのです。
2011年の原発事故で県土を放射能で汚染され、大変な目にあった福島。
今度は、自然エネルギーの美名のもと、売電収入の一部を地域復興支援に活用の甘い言葉につられ、自分たちが使いもしない電気を作るメガソーラーや尾根筋風力発電に次々と水源の森を提供させられています。
尾根筋や尾根筋に至るまでの森林を伐採し、コンクリートで固めてしまうことで、やがて森が劣化して取り返しのつかないことになっていくと先を読める人はいないのでしょうか。
そもそも地元の皆さんは、合同会社とは何かご存じなのでしょうか。
不自然な振動や騒音で健康被害を受け、生きられなくなる森の生き物たちのことを思いやれる人はいないのでしょうか。
東北大震災・福島原発事故の後、宮城県在住の当協会顧問である安田喜憲先生(前東北大学大学院教授)は、「でも、まだ、森が残っている。森さえあれば、東北は復興できる」と、私たちに希望を与えてくださいました。その通りで、森さえあればやり直せるのです。
現在の森林破壊型再エネ事業のまやかしについて、長周新聞が毎回鋭い記事を書き続けてくださっています。福島県民の皆さんに、ぜひこの記事を読んで、目を覚ましていただきたいと思います。
風力発電建て放題の「地上権設定契約」外資が儲け撤去費用は住民に 乱開発規制する法整備が必須
2021,01,15記事
熊森は今、宮城県の森を再エネ破壊から守ろうと、支部をあげて必死に闘っています。しかし、残念ながら、現在、福島県には支部がないので、福島までは手が回りかねています。無念です。福島の皆さんに期待するほかありません。