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2022-11-25

速報 基地整備中の馬毛島で3万年前の石器発見 

鹿児島県西之表市教育委員会は10月11日に防衛省の許可を得て、米軍機訓練移転と自衛隊基地建設が計画されている馬毛島の全域で文化財調査を実施。11月24日、3万3千~3万年前の石器とみられる数点の遺物が見つかったと発表した。場所は駐機場や滑走路などが整備される区域。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

石器は、島の中央部で数点が露出した状態で発見された。市教委によると、地質状態などから年代を推定した結果、3万年を超える石器で、出土例が多くなく希少だそうです。

市教委は、石器を発見した場所が「埋蔵文化財包蔵地」の可能性が高いとみて、今後、文化財保護法に基づき、県教委に報告する。県教委が包蔵地に認定した場合、国と協議。建設工事が遺跡に影響すると判断されれば、県教委は発掘調査の実施を国に勧告できるという。

 

熊森から

今年、西之表市では、基地化反対を掲げて市長に再選された八板市長が、突然、基地化容認に姿勢を転換されました。市民の間から、「公約違反」だとして、リコール=解職請求に向けた動きが出ています。

 

馬毛島の基地開発が続けば、マゲシカ数百頭の生存が難しくなります。生存に向けての有効な手立ては取られていません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マゲシカ

 

そんな中の、貴重な石器の発見です。マゲシカたちが聞けば、これでしばらく生き残れると、泣いて喜ぶことでしょう。今後、馬毛島とマゲシカがどうなっていくのか、目を離せません。日本がマゲシカを滅ぼすようなことをしたら、生物多様性条約違反です。

 

速報 浜松陸上風力発電株式会社に電話しました 

【浜松陸上風力発電事業(仮称)】の配慮書に対する意見書提出にご協力くださったみなさん、ありがとうございました。
配慮書によると、(公財)奥山保全トラスト所有の静岡県浜松市の天竜川の源流域にある佐久間トラスト地(294ha)の一部が、勝手に事業区域内に組み込まれています。
  見事、尾根筋に風車を建てようとしていますね。渡り鳥の渡りのルートと完全一致です。
事業主である浜松陸上風力発電株式会社からは未だに何の連絡もないので、本日、(公財)奥山保全トラストの担当者が電話をされました。
浜松陸上風力発電株式会社
〒332-0017 埼玉県川口市栄町一丁目7番14号 2階
(株式会社INFLUX 埼玉支店内 山下、河野)
電話に出られた方は、「株式会社INFLUXです。」と名乗られました。
以下は電話内容の要約です。(奥山保全トラスト担当者を、奥山と記載します。)
奧山:(公財)奥山保全トラストですが、おたくが計画されている浜松陸上風力発電事業の事業区域内に当財団の所有地が組み込まれているんですが、どういうことですか。何も聞いていませんが?
INFLUX担当者:土地の境界が特定できておらず、推測で線引きしただけなので。
奧山:なぜあの場所で風力発電事業をやろうと思われたのですか。
INFLUX担当者:不動産屋の紹介です。浜松市風力発電ゾーニングマップで適地として指定されている場所がありますよと紹介されたので。
奧山:意見書はどれくらい届きましたか?
INFLUX担当者:まだ集計中ですが、約600通です。今のところ全部反対で、賛成はゼロでした。
奧山:10年ほど前にも、この辺りで風力発電事業計画(当時の事業主:Jパワーグループ)があって、うちの土地を一部使いたいということでしたが、私たちはこれ以上奥地の山を開発する(=自然破壊する)ことには反対ですから、お断りしました。ご存じですか。
INFLUX担当者:最近、知りました。
奧山:今回も断固反対ですので、お知りおきください。
P.S 次は浜松市に電話して、地権者である奥山保全トラストには一切、相談も連絡もなく、勝手に風力発電事業適地にするとはどういうことかと聞きたいと思います。
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