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カテゴリー「_八幡平クマ牧場」の記事一覧

11月22日 八幡平と阿仁の両クマ牧場に、柿を送りました

支援者から本日本部に大量に送られてきた柿を、試験的に、八幡平と阿仁の両クマ牧場に送りました。両牧場とも、秋田のクマが柿を食べるかどうかどうかわからないということです。クマたちの反応を現地から報告いただけることになっています。

八幡平クマ牧場に残された21頭のヒグマの今後の食糧支援

八幡平クマ牧場では、11月から、これまで病院などから頂いていた残飯給餌が全面的に中止されました。

 

現地からの情報によると、ツキノワグマたちは皆、与えられたドングリを、本当においしそうに食べていたそうです。しかし、ヒグマたちは、一応ドングリを食べましたが、ツキノワグマほどには、好物とは見えなかったということです。

 

八幡平に残されたクマたちは現在、ヒグマだけになりました。ドングリやクリは、クマがいちいち皮を外して食べるため、皮がたまって配水管が詰まる原因となります。同牧場では今後の送付はご遠慮願いたいということです。

 

歓迎する食料送付は、リンゴ、キャベツ、サツマイモ、ニンジンです。リンゴは、芯まで全て食べるので、配水管が詰まる心配はないということです。ジャガイモは食べない。カキは与えたことがないからわからないが、もしヘタを残すようであれば、県職員のみなさんが、へたを切り取って与えてみたいということです。

 

主食には、クマペレットとドッグフードを与えています。

 

八幡平クマ牧場では、今冬も、冬ごもりをさせない方針で対応するということでした。これまで冬ごもりをさせたことがないため、冬ごもりを初めてさせて死なせてはいけないからだということです。

阿仁熊牧場  クマ「行動展示」施設の構想 国内有数規模   11月20日読売新聞

周囲を広大な林野に囲まれた阿仁熊牧場(北秋田市で)

 

ヒ グマに襲われて女性従業員2人が死亡した鹿角市の「秋田八幡平クマ牧場」(廃業)に残っているヒグマ21頭について、県と北秋田市は、同市が所 有する「阿仁熊牧場」の敷地内の林野を電気柵などで囲い、野生に近い状態で飼育、展示する構想を固めた。「行動展示」型の施設としては、北海道旭川市の旭 山動物園が有名だが、実現すれば、クマの飼育施設では国内有数の規模となる。

 

関係者によると、構想では、同牧場敷地約2万8100平方 メートルのうち林野の一部を柵などで囲って飼う。餌やりをクマ舎で行う以外は自然の中で 飼育するため、クマ本来の生態を見ることができる。逃走防止のため、周囲を電気柵や、上部に「返し」が付いた壁で囲う。地面を掘って逃げるのを防ぐため、 境界の地中に壁を埋めることも検討している。

 

今年4月の事故では、ヒグマ6頭が運動場の雪山(高さ約3・3メートル)を登って脱走し、2 人を襲った。この6頭は射殺されたが、男性経営者 (68)は牧場を廃業し、残ったクマの扱いを県に委ねた。県は全国のクマ牧場や動物園で譲渡先を探したが難航。佐竹知事は一時殺処分も示唆したが、北秋田 市が受け入れを表明した。

 

県は今月初め、八幡平クマ牧場からツキノワグマ全6頭を阿仁熊牧場の既存施設に移したが、ヒグマ21頭は施設に余裕がないため、クマ舎の増築や林野を活用した施設整備などを検討していた。先月22日、同市側に構想を提示した。

 

県は12月県議会の補正予算案に、この構想を含む設計費を盛り込み、来年4月着工、来年夏の完成を目指す。

 

同市の津谷永光市長は「新施設は野生のクマの活動や生態が学べる施設が理想。クマの『ミニサンクチュアリ(小さな聖域)』になれば関心も持たれる」と歓迎している。同市幹部は「県と市で協議し、逃走の危険性を排除した安全対策を練りたい」と話した。

 

北海道新得町の「ベア・マウンテン」が、同様に約15万平方メートルの林野でヒグマ13頭を飼育しており、県の担当者は先月視察した。

(2012年11月20日  読売新聞)

秋田県の見解 死因はストレス

阿仁熊牧場に移送したツキノワグマ6頭のうち、オス2頭が死亡した件で、秋田県の見解は、死因はストレスということです。残りのオス1頭も衰弱が激 しかったようですが、秋田県のみなさんの夜を徹しての救命投薬や看護の結果、回復しつつあるということでした。ほっとしました。ありがとうございました。

 

今 回の移送にあたっては、八幡平クマ牧場の長崎さん、秋田県職員や担当獣医さん、阿仁熊牧場さん、みなさん最大限の愛情を持って、クマたちに対応して下さっ たと思います。それにもかかわらずこのような死亡事故が起きて、みなさん、どんなに大きなショックを受けられたことだろうかと、お察しします。夜中まで走 り回ってみんなで懸命の救命措置をとっていただいたということで、感謝に耐えません。

 

クマは、環境が変わるだけで、死にまで至るデリケートな動物であることが、今回よくわかりました。今後みんなで、このことを忘れないようにして、クマたちに接していかねばならないと思いました。

 

以下、さきがけ新聞より

阿仁移送のクマ2頭死ぬ 飼育環境の変化原

因か

  県と北秋田市は16日、ことし4月に従業員2人がヒグマに襲われ死 亡した秋田八幡平クマ牧場(鹿角市、廃業)から今月7日、阿仁熊牧場(北秋田市)に移送されたツキノワグマの雄3頭のうち、8歳と7歳の2頭が死亡したと 発表した。解剖の結果、死因は飼育環境の変化などによる急性腸炎とみられる。残る1頭(8歳)に下痢、嘔吐(おうと)の症状がみられ、北秋田市と県動物管 理センターの獣医師が治療している。8日に移送した雌3頭に異常は見られないという。

 

県などによると、15日午前7時半ごろ、8歳のクマ がおりの中で死んでいるのを飼育員が見つけた。7歳には下痢や嘔吐の症状があり、16日に抗生剤を投 与したが、同日午前9時ごろおりの中で死亡した。阿仁熊牧場で解剖した結果、争いなどによるけがは見られなかった。残る1頭は吹き矢で抗生剤を投与するな どして治療中。

 

雄3頭は阿仁熊牧場の広さ20平方メートルのおりに一緒に入り、他のクマとは接触していなかった。当初の健康状態は3頭とも良好。餌は秋田八幡平クマ牧場から持ち込んだクマ用ドライフードペレットとリンゴを同量与えていたが、初日から食べ残しはあったという。

 

県は飼育環境の変化や移送がストレスの原因になったとみている。北秋田市は感染症の可能性もあるとして詳しい死因を調べている。

(2012/11/17 10:20 更新)

無念 阿仁熊牧場に移送されたツキノワグマ、2頭死亡

悲しくてやり切れません。みなさんに、つらいことをお伝えしなければなりません。

 

終生保護飼育してもらうために、11月7日8日に、秋田県八幡平クマ牧場から阿仁クマ牧場に移送された元気だった6頭のツキノワグマ(オス3頭メス3頭)ですが、雄の成獣が、昨日1頭、本日1頭死亡しました。残ったオス1頭も、下痢・嘔吐が見られ予断を許しません。

今のところ、メス3頭(うち2頭は、愛知県から来た2歳グマ)は異常なしということです。

 

今度こそ幸せになってもらおうと思ったのに、何がいけなかったのでしょうか。死因は急性腸炎ということですが、あの元気だったクマたちが、命を失うまでのことになったとは・・・秋田県におかれましては、今後のためにも、原因を徹底究明して頂きたいと思います。

 

八幡平クマ牧場ツキノワグマ6頭、阿仁クマ牧場に無事移送完了

オリに入れられて阿仁熊牧場に到着したツキノワグマ(7日、北秋田市の阿仁熊牧場で)

鹿角市の「秋田八幡平クマ牧場」(廃業)で女性従業員2人が死亡した事故で、同牧場に残されたクマ27頭のうち、ツキノワグマ全6頭の「阿仁熊牧場」(北秋田市)への移送が7日、始まった。

初日は推定年齢7、8歳の雄3頭が移送用のオリに入れられ、トラック2台で運ばれた。到着後、獣医師らが麻酔をした上で健康状態を確認し、冬眠用のクマ舎に移した。残る推定2~4歳の雌3頭は、8日に移送する。

6頭は当面、冬眠用や出産用のクマ舎で飼育して冬眠させた後、来年4月下旬の開業に合わせて、同牧場のツキノワグマと合流させる。

八幡平クマ牧場の元経営者の長崎貞之進氏(68)は「県、北秋田市、愛護団体が頑張ってくれたお陰で、今日までクマを生かしてこられた。感謝している」と話した。

同牧場に残るヒグマ21頭は、阿仁熊牧場の施設を改修後、来年夏以降に移す見込み。県は八幡平クマ牧場の冬期間の除雪などに備え、今月から非常勤職員2人を新たに雇用し、6人態勢で飼育している。

(2012年11月8日  読売新聞)

ヒグマは21頭は八幡平で越冬 県、職員増やし管理強化

 秋田八幡平クマ牧場に残ったヒグマ21頭は同牧場でことしの冬を越す。廃業した施設で飼育を続けることには住民に不安の声があり、県は秋田八幡平クマ牧場の管理支援に当たる非常勤職員を今月から2人増員し、降雪期の安全管理徹底を図る。

ヒグマは現在、21頭中17頭が敷地中央部にある屋外運動場付きの三つのおりに集められ、飼育されている。ことし4月の死亡事故で6頭が逃げたおりでは 9頭を飼育しており、県は「雪が降り積もって危険な時期には、運動場には出さない。できれば半冬眠の状態で飼育したい」とする。

県は除雪作業に追われる降雪期に備え、今月から同牧場で雇用する非常勤職員を、これまでの3人から5人に増やした。除雪用重機も県費でリースする。

北秋田市は全頭の受け入れを表明したが、前提となる阿仁熊牧場の改修工事の着工は順調にいっても雪解け後の見通し。工事完成の見通しはまだ立っていない。

(2012/11/08 08:30 秋田さきがけ新聞 更新)

 

熊森から

本日午後、現地から6頭移送完了の報告電話が入りました。昨日移送された3頭は、麻酔後、馴らし用獣舎に運ばれましたが、麻酔から覚めて、今日は3頭とも元気にしているということです。このぶんだと、うまく移送が完了しそうです。輸送代は当協会が集めた「八幡平クマ牧場クマ基金」が負担しましたが、麻酔代などは、秋田県の獣医師会の皆さんが集められている基金から出されたということです。

心ある多くの方々の善意が集まって、まず6頭の終生保護飼育が実現しました。すばらしいことです。

元牧場主さんや秋田県職員の皆さんをはじめ、今回の移送に関わってくださった多くの皆さん、また、応援してくださった多くの国民の皆さんに、心からお礼申し上げます。

クマたち。元気でね。

11/07  八幡平クマ牧場からツキノワグマ3頭を阿仁熊牧場に移送    

以下、北海道新聞記事

北秋田市の阿仁熊牧場に移送される、秋田八幡平クマ牧場のツキノワグマ=7日、秋田県鹿角市北秋田市の阿仁熊牧場に移送される、秋田八幡平クマ牧場のツキノワグマ=7日、秋田県鹿角市

女性従業員2人が4月、ヒグマに襲われ死亡した秋田県鹿角市の秋田八幡平クマ牧場(閉鎖)のツキノワグマ3頭が7日、北秋田市の所有する阿仁熊牧場(冬季閉園中)に移された。

阿仁熊牧場は、施設の改修など県の支援を得ながら、秋田八幡平クマ牧場に残る24頭も受け入れる方針。8日には別のツキノワグマ3頭を移す。残るヒグマ21頭は、改修が終わる来春以降の移送となる。

この日、トラックでクマを運んだ秋田八幡平クマ牧場の長崎貞之進元経営者(68)は「県などの支援には感謝している。クマの引取先が決まり、安心した」と話した。

 

くまもりから

秋田八幡平クマ牧場の長崎貞之進元経営者から、「これまで日本熊森協会には、本当にお世話になっています。まだまだこれからもお世話にならねばなりません。本当に感謝しています」というコメントが届いています。

 

残されたクマたちの生存を支えるために、飼育員の方は秋田県が派遣して下さっています。現在、それ以外の様々な日々の経費は、どこにも出所がないということで、みなさんにご寄附いただいた「八幡平クマ牧場クマ基金」が使われています。今回の輸送車や輸送経費は、日本熊森協会が集めさせていただいた「八幡平クマ牧場クマ基金」から全額負担させていただきました。ご寄附にご協力頂いたみなさんに、改めてお礼申し上げます。会計報告はいずれネットでまとめて行います。

世界のクマサンクチュアリ情報 ⑮

日本をクマと人が共存できる国に戻すためには、人がクマという動物のすばらしさを理解できる場がなければなりません。そのためには、日本にもクマサンクチュアリが必要です。

クマサンクチュアリは、国民がアニマルライト(動物の権利)や動物福祉について学べる貴重な場になるだけではなく、人々の癒しの場にもなり、林間学校や修学旅行生の訪問地の一つに加えられて学校教育にも活用されるでしょう。もちろん観光地としても脚光を浴びることでしょう。

世界に広がるクマサンクチュアリ  The Bear Sanctuary

ブルガリア、ドイツ、カンボジア、カナダ、中国、ベトナム、エクアドル、ギリシア、オランダ、ハンガリー、マレーシア、インド、インドネシア、パキスタン、ルーマニア、アメリカ

日本にもクマサンクチュアリを造りたいというのは、熊森の悲願です。これまで土地探し、行政交渉などに動いてきた経緯はありますが、力不足でまだ実現しておりません。八幡平クマ牧場に残されたクマ数が多すぎるので、1頭でも2頭でも大切に飼っていただけるところにもらっていただき、もし最後まで残されたクマがあれば、八幡平で日本初のクマサンクチュアリを実現していただきたいというお願いを、本日、以下の方々宛てに出しました。

内閣総理大臣様、環境大臣様、秋田県知事様、秋田県議会議長様、鹿角市長様、鹿角市議会議長様

<参考資料> クマサンクチュアリにご関心のある方は、以下のサイトをご覧ください。

image of the bear sanctuary text

Bears Sanctuary

Bear Sanctuaries Around the World

There are a number of bear sanctuaries helping to rescue and care for bears around the world. Some are included below. More links will be added to this page as information is gathered:

秋田県が運営継続方法検討…八幡平クマ牧場死亡事故

当協会は、残されたクマたちを保護飼育する一方、殺処分を避ける方向で動き始められた秋田県に、大拍手を送ります。

 

昨日の、県議会福祉環境委員会での議論のようすは、感動です。動物にやさしい社会は、人間にもやさしい社会になるのですよね。

 

当協会が6月初めに立ち上げた「八幡平クマ牧場クマ基金」は、現在197万円集まっています。もっともっと集めて、クマたちの命を救おうと動いてくださる秋田県に全部送ろうと思います。いろんな団体が、基金を立ち上げて寄附金を集め、みんなで秋田県に送りましょう。

 

以下、読売新聞(2012年6月27日 ) です。

鹿角市の「秋田八幡平クマ牧場」(廃業)でヒグマに襲われて女性従業員2人が死亡した事故で、県は26日、同牧場に残るクマ27頭の殺処分を回避 するため、県による牧場の運営や、NPO法人、各種公社などへの運営譲渡の可能性を探ることを明らかにした。県議会福祉環境委員会で、委員から殺処分を避 けるよう求める声が相次いだことから、県生活環境部幹部が方針を示した。

同委では、クマの譲渡先が確保できない場合、県が最終的な殺処分もやむを得ないとしていることに対し、委員から「現在の社会風潮では秋田のイメー ジ(を守る観点)からも許されない」「薬殺すれば観光キャンペーンなど吹っ飛んでしまう」など、批判や再考を求める声が相次いだ。

また、業務上過失致死容疑で逮捕された元経営者の長崎貞之進容疑者(68)に飼育継続の意思がないことから、殺処分を避けるため、「第三者を探す か、県で経営しないと対応できない」「NPO法人などが指定管理者で運営するなど、(経営を)時限立法的にお願いするしかない」との意見が出た。

これに対し、県生活環境部の山田芳浩部長は「薬殺がイメージダウンになるのは同感。1頭でも多く救うため、10月より早い段階で(委員の意見を) 検討したい」と返答し、県費による飼育期限としている10月末までに、クマ舎など施設の改修費や、運営継続に必要な人件費などの算定、他団体への運営譲渡 の可能性などを検討するという。

山田部長は同委終了後、取材に対し、「最後までクマの生きる道を探していく。安楽死を防ぐため、様々な観点から調査、検討し、できるだけ早期に委員会で報告したい」と述べた。

佐竹知事は先月21日の記者会見で、「(犬猫は)行政がいつまでも飼えず、費用もかかるので殺処分になる。それと似たようなものだ」と述べ、クマ の譲渡先が確保できない場合、殺処分する可能性を示唆。今月11日の会見では「世界中の専門家の意見を踏まえて検討したい」と述べ、有識者の意見を踏まえ て最終的に判断する考えを示した。

(2012年6月27日  読売新聞)

秋田県佐竹知事、八幡平クマについて六月県議会で説明(平成24年6月15日)

秋田八幡平クマ牧場への対応について申し上げます。
事故発生後、県では、地元住民の不安解消を図るとともに、動物愛護の観点から給餌状況を確認するため、緊急措置として職員を派遣するなどの対応を行って まいりましたが、今月4日からは非常勤職員3名を雇用し、県職員の獣医師の立会のもと、給餌や施設の点検などの安全対策を講じているところであります。こ うした中で、去る9日に経営者が逮捕され、施設を管理する者が不在となりましたが、当面、職員を派遣するなど、安全対策を継続してまいります。
一方、残された27頭のクマについては、国内のクマ牧場や動物園に対し、受入れをお願いしていたところ、3ヶ所の動物園から受入れの意向が示されたほ か、12日には、北秋田市長から阿仁熊牧場においてツキノワグマ6頭を受け入れることが表明されたところであり、深く感謝を申し上げます。

今後、移送などに係る具体的な協議を進めるとともに、1頭でも多く引き受けていただけるよう働きかけてまいります。
なお、今般のクマ牧場を巡る問題については、2名の尊い人命が失われたという重い事実がある一方で、動物愛護のあり方という世界的な課題などから、高い 関心が注がれている状況にあります。こうした中にあって、残されたクマについては、本来、経営者が責任を負うべきものでありますが、現実の問題として、行 政においても一定の関わりを持たざるを得ない状況にあり、今後の対応については、様々な観点から慎重な検討が必要になるものと考えております。

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