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2011-05-09

4月17日 自然農塾② 苗床づくり

兵庫県豊岡市但東町 参加者26名

自然農塾の塾生は現在40名です。

素晴らしい青空が出迎えてくれました。

まずは地元のお宮さんに1年の無事と感謝のお祈りを・・

祝詞もしっかり会員手作りで奉納いたしました。

塾生は全員で苗床づくりの説明を受けました。

従来から参加の自然農チームは、防除柵をたてます。

ランチのあとは、楽しい自己紹介タイム。

午後の作業の始まりです。薄く表土をならします。

水選した種もみを播きます。

稲わらや草など自然なもので養生します。

周囲に掘っているのは、モグラよけの溝。最後に鳥よけの木の枝を立てて、外側は防除の柵で囲みます。


総勢26名力を合わせて、柵張りと苗床づくりを無事に終わることが出来ました。

生き物との共生を考えながら、苗を育てる方法を学んだ一日でした。

みなさま、おつかれさまでした!

次回は5月15日(日)、苗床の草取りなどをおこないます。
★現地までは車に乗り合わせて豊岡市まで向かいますが、阪神間から車を出してくださる方が足りません。可能な方は、ぜひお願いいたします。

初めての方も、ぜひご参加ください!

5月8日 本部森再生チーム③ 植樹地のネット補修+皮むき間伐

気持ちの良い晴天の中、兵庫県宍粟市にて、植樹地の手入れと皮むき間伐をおこないました。
前回4月23日に活動した場所のすぐ近くです。21名が参加。

午前中は、シカよけ用ネットの補修班と、苗木の点検班に分かれて活動しました。

補修班は、ネットの破れを補修したり(シカが噛み切ったのでしょうか)、地面との隙間をふさいでいきました。イノシシが、隙間を開けて植樹地の中に入ったようです。イノシシの糞がたくさんありました。

そういえば、ここはスギ人工林地帯の真っ只中。スギに囲まれ、この植樹地だけ光が降り注ぎ、ぽっかり空き地のようになっています。もし自分がイノシシだったら、スギ林からここまで出て来て土を掘り起こし、食べ物を探し回りたくなるだろうなあ、と思いました。
周囲を見渡すと、スギ林と少し見えるコナラなど落葉広葉樹の新緑との対比が、印象的でした。

午後は、場所を移動して、皮むき間伐を実施。
短い時間でしたが、初参加の方が多かったので、みなさんに是非皮むき間伐を広めていただきたいと願いつつ、おこないました。

(写真:鋸谷式間伐の方法で、残すスギを選んでいるところ)

久しぶりに皮むき間伐をやってみて、ずいぶんたくさんのスギの皮をむいて枯らさないといけないことに、改めて驚きました。(そうしないと林に十分な光が入らず、下草が生えてこない)
最初ここにスギを植えたときは、1ヘクタール(100m四方)あたり3000本ほども植えたのですね。この話をすると、多くの参加者の方が、驚かれていました。
ここまで大きく育ったスギを枯らすのは、スギに申し訳なく思うとともに、植えてられた地元の方に対しても心苦しいものです。しかし、山自体のことを考えると、自然の森に早く戻してあげたい。多くの参加者の方の気持ちは、このようなものだったのではないでしょうか。

昨年から本格的に取り組み始めた皮むき間伐。効果が出るのはまだこれからです。
今後は、しっかり、変化を観察し、調査していきたいと思っています。

次回の活動は5月21日(土)、皮むき間伐を豊岡市にて実施します。

★現地までは車に乗り合わせて向かいますが、阪神間から車を出してくださる方が足りません。可能な方は、ぜひお願いいたします。

多くの方のご参加を、お待ちしております!

3月27日 自然農塾① 動物(シカ・イノシシ)除け防除柵づくり

いよいよ始まった、くまもり自然農塾。1回目は11名の参加者のもと、兵庫県豊岡市但東町大河内地区にある、くまもり田んぼで、柵づくりを実施しました。

以下、参加者の方が寄せてくださった活動報告です。

「3月27日、くまもり自然農塾の今年のお米作り1回目の、現地活動に参加しました。以前にも何度か経験したが、現地手前のトンネルを出た途端、いたるところに雪が積もっており、まったく予想しなかった景色であった。

昨年は慣れない参加者たちでの防除柵つくりであったせいか、田植え早々の苗の穂を全て食べられた反省から、今年は、金属製格子柵を周囲に張り巡らせることになった。

まず、ご指導いただいている地元の方(上写真右)から取り付け方法を教わり、11名の参加者で柵作りを行った。

雪景色はきれいだが、残雪で足元が不安定な中、丈夫な鉄製支柱と柵の取り付けは結構重労働であった。

初めての参加者もかなりおられ、昼食時の自己紹介タイムでは、自然農法によるお米作りと出来たお米への期待や、それを実体験を通して確かめたい、という声が多かった。(写真:休憩所の古民家で薪ストーブの点火に挑戦)

私も3年目の自然農でのお米作りになるが、年間の作業段取りや、育てる心遣い等はまだまだ分からない。これからの日程を思い出しながら午後も柵作りを続けたが、皆さん熱心に、そしてよく一緒に協力して作業をしておられた。(写真:柵を立てる前の、雪かき作業)

鉄製柵は高さ1mだが、これではシカやイノシシが飛び越えてしまうので、次回はさらにネットを高く継ぎ足す予定にしている。

今日は、田んぼを鉄柵でほぼ囲んだところで、解散となりました。」

みなさん、おつかれさまでした。これまでよりも、ずいぶん頑丈な柵が出来つつあります。これで安心して、苗づくりができますね。柵作りは、地味ですがとても大切な作業です。ありがとうございました。

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