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2022-12-23

環境省が管轄する釧路湿原国立公園内に太陽光発電建設ラッシュ 

釧路湿原国立公園内に、6,6haの太陽光発電施設が設置されています。
環境省の地元事務所に問い合わせると、国立公園内と言っても、普通地区ですからと気にしていない様子。
普通地区でもダメでしょう。
新聞報道によると、予定地の大半は、氷河期の遺存種である両生類・キタサンショウウオが生息する湿原です。
キタサンショウウオは今年1月には種の保存法の国内希少野生動植物にも加えられ、販売目的の捕獲が厳罰化されるほど絶滅の恐れが高まっている種です。
釧路湿原にすでにできてしまった太陽光発電6、6ha 釧路市民提供(毎日新聞)

明らかに自然環境に配慮できていないので、このメガソーラー、すぐに除去してもらおうと思ったのですが、なんと隣接地に、この60倍の面積にあたる400haの太陽光発電施設(ドイツ資本?)が新たに予定されているそうです。

ここは、市街化調整区域で、「市街地の拡大を抑制し自然環境に配慮した形で土地利用を図る」とされる場所で、地目は大半が原野。基本的には開発が規制されているはずですが、太陽光発電設備は「建築物」とはみなされないため、出力4万キロワット以上の巨大メガソーラー以外は、環境アセスメント(環境影響評価)の対象にならないのです。他にも建設予定があるそうです。

 

ソーラーパネルの中には有毒物質が含まれているため、何かの時にそれらがパネル外に出ることも考えられます。

 

国立公園内での再エネを禁止する法案も必要です。

 

こんなことまで私たち国民が心配しなくてもいいように、環境省が動いてください!

 

神奈川県絶滅危惧種ツキノワグマ イノシシ罠に錯誤捕獲され殺処分

  2022年12月15日神奈川県発表

令和4年12月15日(木曜日)午前7時半頃、清川村煤ヶ谷の集落近くの山林に設置されたイノシシ捕獲用の箱わなに、ツキノワグマが掛かっているのを、見廻りに来たわなの設置者が発見しました。
本年11月から近日にかけて、同地域内では同一個体と思われるクマによる出没が相次ぎ、追い払い、電気柵設置による防除及び捕獲檻を設置する等の対応を行っている中での発生でした。
当該クマを確認したところ、令和2年に同地域内で人里に出没を繰り返し、同年12月に捕獲檻にて捕獲及び学習放獣を行った個体であると判明しました。
こうした経緯から、当該クマは学習措置を行っても農作物等のある人里への執着は強く、地域住民の安全を図るため、やむをえず捕殺しましたのでお知らせします。

 

熊森から

神奈川県は、10月27日に伊勢原市で捕獲されたクマの時は、神奈川県内のツキノワグマは生息数が約40頭と非常に少なく、絶滅のおそれがあるとして放獣してくださっています。今回も放獣を考えてくださったと思いますが、どうして殺処分になってしまったのか、現地調査をしてみなければわからないと思いました。

 

ただ、県が発表しているように、2年前に学習放獣したのにまた出てきて今度はイノシシ罠にかかったから殺処分したというのでは、納得できません。今後もこのような考えで対処するなら、神奈川県のクマは確実に絶滅します。残り40頭という数は、何度でも放獣すべき数です。

 

第一、私たち人間でも、飢えれば、2年前痛い目にあっていたとしても、どこまで自制心が働くか定かではなく、その事実をもって学習能力のないクマと決めつけられないと思います。むしろ2年間も自制心を保てていたのなら、すばらしいクマだと思います。

 

12月16日「とよ」冬ごもりに

とよは、みなさんから送っていただいたドングリを食べ続け、丸々と太りました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

落ち葉を敷いて晩秋の感じにしてもらった獣舎の中でたたずむとよ

2022,11,29

 

 

今年は初雪がなかなか降らなかったため、いつ冬ごもりに入ろうかなと、とよは何日間か思案している感じでした。

雪は降りませんでしたが、高代寺山上の最低気温がマイナス4度になった日、とよは冬ごもりに入りました。

12月16日です。去年と全く同じ日です。

 

 

この後、飲まず食わずで3月末まで冬ごもりします。

お世話隊の活動は当分お休みですが、安否確認隊が時々そっとのぞきに行ってくださいます。

 

とよは、大阪府から放獣を禁止されたため、生涯、狭い獣舎の中ですが、愚痴や不満は一切なく、いつもお世話隊に感謝して幸せそうに暮らしています。本当に立派だと思います。訪れる人たちをみんな幸せな気分にさせます。クマはすばらしい動物です。

 

とよ、3か月後、また会いましょう。

 

少し早いですが、みなさんも、良いお年を!

 

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