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2010-11

富山県でもドングリ運びの成果が!パート2

車でほぼ毎日どんぐりを運んでくださっている富山県会員さんより報告です。

運んだどんぐりのすぐわきに、大人のクマのフンと、子どものクマらしきフンが!!

親子そろってお腹いっぱいになって、山に帰ってくれたのでしょうか。

ここでしっかり食べて冬ごもりに備えてほしいですね。

どんぐりのそばに大人のクマのフン

柿を食べたのかな?小さなオレンジ色のフン

月刊「水」2011年1月号に当協会会長のインタビュー記事掲載

月刊「水」に当協会の森山まり子会長のインタビュー記事が掲載されました。

日本熊森協会が誕生したいきさつから、熊森がどういった活動に取り組んでいるか、等、8ページにわたって掲載されています。

石川県金沢市市長選公開アンケート

2010年11月28日に投開票日を迎える、石川県金沢市長選挙立候補者の皆様へ、当会石川県支部より公開アンケートを実施いたしました。
実施アンケートの内容と回答結果

読売新聞ークマさんドングリ食べて!餌不足は人災と1トン

ここで、「どんぐりをまく」という表現がされていますが、実際には、ポイントまでヘリコプターで吊り下げて運び、地面の近くまでおろしたところで、容器の下が開き、一所にまとまって投下されます。人力で運ぶ際も、一か所にまとめて置きます。ニュースや新聞で書かれているような、「まく」という行為ではないことをあらかじめご了承ください。また、運んでいるドングリは街中のドングリに限定して集めてもらったものです。
当協会のドングリ運びに関しての見解:http://kumamori.org/infomations/carry_donguri/

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読売オンラインより抜粋
http://www.yomiuri.co.jp/eco/news/20101126-OYT1T00181.htm

エサ不足で腹をすかせたクマに、人里に下りる前に食べてもらおうと、自然保護団体の「日本熊森協会」(本部・兵庫県西宮市)は24日、富山県上市町の山中にヘリでドングリ約1トンを積み下ろした。

人里で捕殺されるケースが相次いでいるため、山から下りないでほしいとの願いを込め、全国の支援者から寄せられたドングリを使用したという。

運び先は、同協会が2006年8月に購入した山間部の原野約670ヘクタール。原生林が残り、クマの生息地になっているという。同協会のメンバー らが、底が開閉するバケットにドングリを入れてヘリからつるし、クマの通り道とみられる3か所(約10キロ間隔)に山盛りにして積み下ろした。同協会によ ると、クマは成獣で1週間に約50キロの木の実を食べるという。

同協会は、山間部のエサ不足は、今夏の猛暑のほかに、人工林が増えたことでドングリなどの木の実がなる広葉樹林が荒廃したことも大きな原因としており、「人間が招いた被害をクマのせいにしてはいけない」と捕殺に反対している。

県自然保護課によると、県内では今年度、24日午後5時現在で174頭のクマを有害捕獲、うち162頭を捕殺した。年間で256頭を捕殺した 1970年度に次ぐペースという。県猟友会の前田誠副会長(68)は、同協会のドングリまきなどの活動に理解を示す一方で、捕殺反対の声が挙がっているこ とについては、「出没地域に住む人たちの恐怖を思うと、捕殺という選択肢を取るしかない。こちらも好んで捕殺しているわけではないのだが…」と戸惑う。

同協会の中本菜々さん(25)は、「ドングリまきは根本的な問題の解決にならないことはわかっている。しかし、このままだとクマが絶滅してしまう」と話し、今後も活動を続けていきたいとした。

(2010年11月26日08時15分  読売新聞)

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11/28 森山まり子会長講演 栃木県宇都宮市 

日本熊森協会 森山まり子 会長講演会が、くまもり栃木主催で行われます。この貴重な機会に、一人でも多くの皆さまのご参加を心よりお待ちしております。

講演会 「豊かな森を次世代へ ―奥山と生き物たちが伝えたいこと― 」
日 時:2010年11月28日(日) 13:30~16:00 (15:30~質疑応答)
会 場:宇都宮大学・大学会館(多目的ホール)
参加費:無料(どなたでも参加できます、小中高大学生歓迎)
*参加希望の方は、事前に事務局・斉藤までご連絡ください。 資料を送付します。
主 催:日本熊森協会 栃木県支部
後 援:栃木県教育委員会、宇都宮市教育委員会、栃木県環境森林部自然環境課、下野新聞社、毎日新聞社、

グリーントラストうつのみや、もりびとプロジェクト委員会、よつ葉生協協同組合
連絡先:日本熊森協会栃木県支部 028-678-4588  (斉藤方)

11/27 新潟県初 くまもり会員のつどい 森山まり子会長 出席

新潟県内で「くまもり通信」を読んで下さっているくまもり会員は、約40名。今年のクマの駆除は半端ではありません。
新潟県在住のハンターからも新潟県のクマが絶滅するぞ!という悲鳴が本部に入ってきています。
これまで、世話人が現れなかったため、新潟県会員は孤立したままでしたが、今回、名乗りがあったため、初めて集まることになりました。多くの情報やアイデアを持って、一人でも多くのお友達を誘い、お集まりください。
非会員の方々も大歓迎です。

日時:2010年 11月27日(土) 10:00~12:00
場所:新潟県上越市
プログラム:森山会長講話、新潟県の現状と今後の活動について
お問い合わせ:日本熊森協会本部事務局まで 電話:0798-22-4190

富山新聞 ー 富山でのヘリコプターどんぐり運び

富山新聞で紹介されました。

ここで、「どんぐりをまく」という表現がされていますが、実際には、ポイントまでヘリコプターで吊り下げて運び、地面の近くまでおろしたところで、容器の下が開き、一所にまとまって投下されます。人力で運ぶ際も、一か所にまとめて置きます。ニュースや新聞で書かれているような、「まく」という行為ではないことをあらかじめご了承ください。また、運んでいるドングリは街中のドングリに限定して集めてもらったものです。

当協会のドングリ運びに関しての見解:http://kumamori.org/infomations/carry_donguri/

富山新聞より抜粋
http://www.toyama.hokkoku.co.jp/subpage/T20101125201.htm
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富山のニュース 【11月25日03時28分更新】

クマの餌、奥山に空輸 日本熊森協会 人里出没を防止
ドングリとクリが入ったバケットをつり下げ、離陸するヘリ

日本熊森協会(本部・兵庫県西宮市)は24日、クマの人里への出没防止や保護、冬ご もりに向け、奥山にヘリコプターで餌のドングリとクリ計1トンを投下した。ヘ リによるクマへの給餌は同協会で初めて、全国でも例がないとみられる。
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テレ朝 ANN Newsー富山でのヘリコプターどんぐり運び

テレ朝で富山でのヘリコプターどんぐり運びが紹介されました。

ここで、「どんぐりをまく」という表現がされていますが、実際には、ポイントまでヘリコプターで吊り下げて運び、地面の近くまでおろしたところで、容器の下が開き、一所にまとまって投下されます。人力で運ぶ際も、一か所にまとめて置きます。ニュースや新聞で書かれているような、「まく」という行為ではないことをあらかじめご了承ください。また、運んでいるドングリは街中のドングリに限定して集めてもらったものです。
当協会のドングリ運びに関しての見解:http://kumamori.org/infomations/carry_donguri/

以下、ANNサイトより記事抜粋 (11/24 11:56)
http://news.tv-asahi.co.jp/news/web/html/201124019.html
youtube動画
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富山県で、餌不足で苦しむクマのためにヘリコプターからドングリがまかれました。無事に冬ごもりとなるのでしょうか。

NPO法人の日本熊森協会では、餌不足に苦しむクマを守ろうと日本全国で餌のドングリを山にまいています。24日は協会が所有する山林に約1トンのドングリがまかれました。
NPO法人日本熊森協会:「おなかいっぱいになって、ゆっくり冬ごもりしてくれたらと思います」
協会は、ヘリコプターを使うのは初めてだということです。餌不足のためにドングリをまくのは、2004年と2006年に続いて3回目です。

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中日新聞ー富山でのヘリコプターどんぐり運び

中日新聞で紹介されました。

どんぐり運びについて、熊森の見解を紹介しておりますので、是非ご覧ください。

http://kumamori.org/infomations/carry_donguri/

以下中日新聞記事抜粋
http://www.chunichi.co.jp/hokuriku/article/news/CK2010112502000164.html
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腹ぺこクマに ドングリ空輸
2010年11月25日

運搬用容器いっぱいにつめられたドングリ
写真 全国から寄付の1トン 『生態系影響』指摘も

ドングリの凶作で、クマが餌を求めて人里に下りてくるのを防ごうと、自然保護団体の日本熊森(くまもり)協会(兵庫県西宮市)は二十四日、ヘリコプターで富山県の同協会所有の山にドングリなど約一トンを運んだ。(大野暢子)

全国から寄付されたドングリ約九百キロとクリ約百キロで、底が自動開閉する容器を使い、山の尾根など三カ所に置いた。

同協会は一九九七年から奥山の保全などに取り組んでいて、二〇〇四、〇六年に全国でクマの餌としてドングリを置く活動をしている。ことしも石川県など八県で行ったが、ヘリを出動させたのは初めて。

ドングリの入った容器をつり下げて飛び立つヘリコプター
写真 同協会の中本菜々さん(25)=兵庫県伊丹市=は「ドングリを届けるのはクマだけでなく人間のためでもある。餌に困って人里に現れたら殺すというのではあんまり。クマと人が共生する道を、このドングリ運びをきっかけに考えてほしい」と語った。

クマにドングリを与える行為について富山県自然保護課は慎重な見方を示し、「クマを助けたい思いは分かる」としながらも「同じ品種のドングリでも土地により特性が異なる。発芽したものが在来種を脅かし、生態系のバランスが崩れないとも限らない」と話した。

富山県猟友会メンバーの同県射水市の男性(68)は「発芽を防ぐにはドングリをゆでればいいが、それをクマが食べるか分からない」と指摘した。
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愛知県で誤捕獲されたクマは、なぜ、1頭も放獣できないのか (中間まとめ)

わたしたちは今年、愛知県担当者から、愛知県に生息するツキノワグマは推定あと6頭で、絶滅危惧種であるという説明を受けました。当協会は、全生物のため人のため、クマの棲む豊かな森を次世代に残さねばならないと決意して作った会です。わたしたちは、なんとかこの6頭を守り、人工林率64%の山を、少しずつ自然林にもどしていきたいと考えました。

愛知県で、今年、イノシシの箱ワナにクマが誤ってかかるたびに、現地に飛んでいったり、電話をしたりして、「誤捕獲グマは、他府県がしているように、その場で檻のふたを開けて放獣してください、または、檻の場所が悪ければ山中に移動させて放獣してください」と、お願いしました。そのために、当協会の持てる力を全部出し切って協力することを申し出ました。しかし、1頭も放獣してもらえませんでした。4頭射殺、1頭は飼育者に譲渡。どうしてこうなってしまうのでしょうか。

1、愛知県では、クマの捕獲許可権限は市に下ろされています。行動半径の大きいクマを、市に投げることに無理があります。権限は県に、さらに、国にもどすべきです。

2、イノシシの箱罠を野生鳥獣の生息地の真っ只中の自然林の中にかけると、クマがかかってしまう。田畑や民家の近くにかけるべきです。罠は、人と動物のすみわけが促進できるようにかけるべきです。

3、行政担当者に、クマという動物への知識や理解が不足。(クマがほとんどいない県だから、やむおえない面もある)

4、行政担当者が県内放獣を絶対に認めないのは、地元の理解が得られないからということでした。地元の放獣反対者らと落ち着いてじっくりと話し合いたいとお願いしましたが、会わせてもらえませんでした。今後、このような場をぜひ設けてもらいたいと思います。

5、愛知県内放獣が絶対にだめなら、誤捕獲されたクマを、放すという当然すべきことは、他県で行うしかない。(わたしたちは、原則として、人がクマを飼うことに反対です。飼育者がまず、いないし、クマは、広い山野を駆け巡って初めて生を全うできる動物だから、飼うとかわいそうなことになるのです)
当協会は、愛知県の隣接県である三重県に676ha、岐阜県に82ha、静岡県に294haという広大な山を持っているので、1頭ぐらいならクマを放してもらってもどうということはありません。当協会の山を放獣地に提供してもいいと申し出ました。しかし、各県の担当者の正式な許可が得られなかったと断られました。

6、遺伝子のかく乱を認めないという遺伝子純潔原理主義者からも、他県放獣を止められたそうです。クマは何県も渡り歩く動物なので、隣接県の山に放獣することなど何の問題もないのではないか。それよりも、わたしたちは、この国がクマという種を失うことのほうが、取り返しのつかない損失であると考えます。

以上は、現在、私たちが思うことです。どうしたら、誤捕獲されたクマを放獣できる県になるのか、愛知県民を中心に、みんなで考えていかねばならないと思います。

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