くまもりHOMEへ

ホーム > アーカイブ > 2010-11-03

2010-11-03

11/1 兵庫県内クマ捕殺数最大の地元行政に、動物への緊急食糧運搬を申し出る

兵庫県内、クマ捕殺数最大の地元行政に、どこにクマが出ているのか教えてもらおうと思って、電話をしました。

くまもり「このままでは、クマが絶滅してしまうので、なんとか市長さんに緊急に会わせていただけないでしょうか。動物への食糧緊急運搬を行いたいので、ご協力いただきたいのです」

秘書課「市長は多忙のため、無理です。夜も全部つまっています。担当課長なら会えるかもしれません」

担当課長「話があるなら、県の出先である農林振興事務所の担当者に話してください。」

農林振興事務所の担当者「1分1秒の時間もないほど忙しいので、話は聞けません」

くまもり「いつならいいですか」

農林振興事務所の担当者「・・・・・・」(無言)

国民のみなさんも、いろんな行政に電話して、どのように対応されるか、ぜひ試してみてください。公務員は公僕であると習ってきたわたしたちは、活動を始めた当初、行政の対応に目を白黒させるほどショックを受けたものです。例外はありますが、日本の鳥獣担当行政はほとんどがこんな感じです。国民が怒らないからですね。

空手道の宇城憲治先生と対談させていただいたとき、「人間にとって一番大切なものは何ですか」と問うと、宇城先生は即座に「怒りです。怒りを忘れた者は人間ではありません」といわれました。弱者の命を救うために、何とか突破口を探していくしかありません。

全国1280の全クマ生息地市町村に、殺さないクマ対策として、動物への緊急食料運搬を申し出る

発送作業中

10月31日と11月1日の2回に分けて、全国1280のクマ生息地の市町村長さんと鳥獣担当者に、殺さず、しかも集落にも出てこないクマ対策として、山中への動物用食糧緊急運搬を提案するとともに、当協会が可能な限りお手伝いしたいという申し出を、小冊子「クマともりとひと」とともに送りました。このままでは、今年、冬篭り用の食い込みがさっぱり出来ていないため、クマたちは雪上をいつまでも歩き続け、駆除しつくされる恐れがあると判断したためです。

わたしたち人間にとっても、保水力豊かな森を確保しておくことは大切で、それにはクマたちの存在が欠かせません。どうか、くまもりの申し出を受け止めてくださるやさしい市町村が現れてくださるようにと、もう祈りたい気持ちでした。もっともっと会を大きくしないと、クマの絶滅を止められない。

フィード

Return to page top