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2010-10-25

熊森のドングリを、クマが毎日バケツ1杯ずつ食べていく

クマが出てきている町に毎日大量に送られているドングリ。10月24日、本部スタッフたちが、現地を調査に行きました。地元協力者たちが、ドングリを置いてくれている所を案内してくれました。ああ、やっぱり、クマが食べに来ています。大きなクマさんのウンチがあちこちにありました。

冬篭り前の食い込み期、クマは朝から晩まで飢餓状態となって食べ続けながら、フンもするのです。地元の方に聞くと、1日にバケツ1杯ずつクマが食べるので、毎日その分、熊森ドングリを補給してくださっているということです。このドングリがある限り、クマは人のところに出て行きません。

このクマを捕る為に、近くで、行政がクマ捕獲罠をかけてありました。罠の中には、兵庫県ではクマを獲るために使用してはいけないことになっているハチミツや蜂の巣が入っていました。獲らなくてもいいクマを獲ろうとする。クマを絶滅させるのは、行政ではないかと感じます。

COP10 – 25日:雨時々人ネットワーク

今日は、朝から少し曇り空。
ブースに集まったドングリを、岐阜県のH産業さんへ送るため、台車を借りコンビニへ配送の手配をとりに行く。コンビニで、送り状に住所と内容物を明記。内容物を「ドングリ」と書いて、お店の人に渡したら、「えっ、ドングリ?!」と再確認された。Mは、「はい。クマのもとに。」と答えてしまい。お店の人は、不思議そうな顔でMを見つめていた。ドングリとともに、紙芝居のセットを環境教育部長の元へ返送するべく、同じように送り状に住所と内容物を明記。内容物を「紙芝居セット」と書き、渡す。またお店の人に、「中身はなんですか?」との問い合わせ。Mは、「内容物のところにも書いたのですが、紙芝居セットです。」と答えた。またまた、不思議そうな顔で見つめられてしまった。
その後、降り出した雨の中、傘をささずに、お店の人の不思議そうな顔を思い出しながら、笑いがこみあげてくるのを抑えながら(多分、顔がニヤニヤしていたと思う。怪しい。)、空の台車を押して帰るMであった。

今日のブース展示は、愛知県会員のOさんとMの2人。昼ごろからの雨の影響で、来場者も少なかった。そんな中、愛知県会員のYさんが、前回の「おにまんじゅう」に続き、チョコレートの差し入れをしてくださいました。ありがとうございます!! Yさんは、いつも自転車かジョギング姿で、ブースに来てくださっては、応援のエールを送ってくださいます。ありがたいです。来場者が少ないため、日ごろあまり交流ができてなかった、隣のブースの方々とお話ができました。熊森ブースの右隣りは、中部大学の学生さんたちがおられます。中部大学の学生さんの一人とお話しをしたら、将来、自然環境に負担をかけない発電を日本で広めていきたいとの夢を語ってくれました。石油や原子力にたよらない発電を広めたいそうです。早く、その夢が実現したらいいな!と期待をしております。熊森ブースの左隣りは、サメに関する資料を掲示している団体でした。あまりサメについて、知らなかったので勉強になりました。今日は、ブースに沖縄県の米軍基地の反対運動や環境保全活動を行っている沖縄出身の方や、上関原発の反対運動をしておられる方がブースにお見えになって、それぞれ運動について教えていただきました。活動分野が違うけれど、次の世代へ幸せに暮らせるために今を頑張っているのだと、勇気を頂くとともに将来に希望の光を見ることができました。ありがとうございます。

テレビ放映のお知らせ 10月25日(月)中京テレビ news every 17:12~

10月25日(月)、17:12~より、

中京テレビ「news every」の番組中で

日本熊森協会が紹介されます!

ぜひご覧ください!

熊の胆流通の実態



クマの有害捕殺が暴走している原因のひとつは、クマの体が高く売れるからです。一説に、クマノイ80万円、肉10万円、毛皮10万円・・・・クマノイは漢方薬として、金より高く売れるそうです。以前、環境省に、「クマノイの合成品が出来ている。クマノイ目当ての密猟が絶えないので本物のクマノイ(クマの胆のう)の流通をとめてほしい」と、訴えると、「日本では、流通しておりません」と、かわされてしまいました。

そんなー、では、この猟友会員のブログは、なんなのですか。猟友会の総会風景です。警察の方が挨拶に立っておられます。有害駆除で殺した熊の胆をみんなで入札して販売したと書かれています。競売した熊の胆の写真まで付いていますが・・・・今年、有害獣駆除で殺されたクマは、9月末現在、届出があったものだけで、すでに2120頭という大変な数です。殺された熊の胆はどこへ行ったのか、徹底的に調べてもらいたい。しかし、日本には、こういうことを調べる部署がないのです。

ある県で、有害駆除されそうになったクマを助けようと早朝現地に駆けつけた人が、役所、警察、新聞記者などが、ビニール袋に入れたクマ肉をうれしそうに分けてもらって部屋から出てきたのを見られたそうです。これでは、このような不正を訴えるところがありません。

この県で、記者をされていた方と偶然知り合い、「クマ関連の行政発表には、どうしてあんなに嘘が多いのでしょうか」とたずねると「全部嘘です。自分たちは裏を知っているが、書けない」ということでした。クマに口がないのをいいことに、何の罪もないクマたちを自分たちの利益のために、有害に仕立て上げて殺し尽くしていく。2120頭のうちには、こういうケースも多そうです。これは、もう犯罪でしょう。

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