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2012-05

 兵庫県本部チェンソー講習会ステップ③ 5月19日(土) 新たに4名が修了!

5月19日(土)にチェンソー講習会ステップ3を実施しました。

この日もステップ2の復習から始まり、伐倒設計・林内整理・実践伐倒と順調に講習が進み、4名が講習を無事に修了することができました。お疲れさまでした。

ステップ3までの修了者はこれで計7名となりました。

今回演習に使わせていただいた山は、一人暮らしの81才のおばあさんの山です。おばあさんは、「都会の人たちが来て、ボランティアで間伐してくれなさるんか。本当にありがたい。自分ではもうどうしにもしようがなかったんだ」と、大喜びして下さいました。

↓基本をしっかりと身につけるために、受口、追口、ツルの残し具合、伐倒方向など、一本一本伐根をしっかり確認します。

↓ 伐倒した木の玉切り。地面の石や土をチェンソーで切らないように慎重に刃を入れます。

↓危険を伴うかかり木の処理。

兵庫県内における6月のチェンソー講習会の予定は下記の通りです。

6月9日 (土)チェンソー講習会ステップ2(定員3名) 山崎町    定員に達したため申し込みを締め切ります

6月16日(土)チェンソー講習会ステップ3(定員3名) 山崎町  定員に達したため申し込みを締め切ります
6月23日(土)チェンソー講習会ステップ2(定員3名) 山崎町  定員に達したため申し込みを締め切ります

6月30日(日)チェンソー講習会ステップ3 (定員3名)山崎町  あと1名(6月4日現在)

日本の消費によるオーストラリア原生林破壊の実態

日本への木材輸出のための原生林伐採の加速に、現地タスマニア島の怒りが広がっています。

東南アジアの森を破壊し続けた日本が、いよいよ地球最後の秘境の森林破壊にまで手をかけています。日本人としても問題意識を持ち、紙の消費量の削減や原生林を伐採した木材は買わないなど、輸入側としてすべきことがあるのではないでしょうか。

この事実を広くお伝えください。

↓ こちらのサイトをご覧下さい。(外部サイト) ↓

森が保護されるまで地上に降りないと誓った

自然農塾 苗床作り 2012年4月29日

田んぼでの作業2回目の今回は、苗床作りです。
4月1日に整えた田んぼは良好でした!

まず苗床に使うモミを選びます。
水の中にモミをいれて、水に浮かない中身のつまったものを使います。

田んぼの隅に苗床として使用するスペースを決めて、
表面をクワで浅く削りとります。

そこにモミを撒きます。
自然農では、田植えの時に苗を一本ずつ植えるんですね。
そのため、撒いたモミが重ならない様に手で広げます。

上から土を被せてクワで押して・・・・

さらにワラを敷きます。

鳥よけとして周りに細い枝をさして糸も張ります。
鳥さん食べないでね。

苗床ができあがりました。

苗床作りは「ていねいにやる事」がとても重要な作業で、
参加者の皆さんは前回よりいっそう真剣に取り組まれていました。

これから苗の成長が楽しみですね。

次回5月27日(雨天決行)は

苗床の草取りと一部田植え、田んぼの周りに大豆を撒く作業をします。

(苗は地元の方が育ててくれたものを使用します)

自然農塾では、
「この作業の時は、ちょっと興味があるから行ってみたいな。」
「忙しくて全部は参加できないけど、行ける時は行ってみたい。」
と思っている
単発での参加の方もお待ちしています。

一回につき  受講料 500円   交通費1000円  です。

車の手配がある為、お申し込みは3日前までに
下記までお願いします。

日本熊森協会事務局
〒662-0042兵庫県西宮市分銅町1-4
TEL:0798-22-4190
E-mail: contact@kumamori.org

5/13 くまもりの動物の棲める森再生実験地でのメンテナンス作業(兵庫県但東町)

雪がとけたので、本部森再生チームが、植樹地・間伐地の見回りを開始しました。

①飛散している資材の回収

②カキにつけたヘキサチューブを一部外す

③雪で倒れた鹿よけの金網を起こす


④皮むき間伐地では、スギが少しずつ枯れ出し、山にゆっくりと光が入り始めました。順調、順調。

⑤この日参加した森再生チームは会社員など、10名。ボランティア活動にいい汗を流しました。

みなさんも、森再生チームに参加されませんか。

5/12  進む、本部のチェンソー講習会

去年末から始まった本部のチェンソー講習会が、順調に進んでいます。今のところ、まだ卒業生は3名ですが、今年中に20名の卒業生を誕生させ、本部だけで今年中に人工林の2000本のスギを伐採して、山を自然林にもどしていく予定です。地元の方々も、間伐しても良い山を次々と提供して下さっています。

もう国が動き出すのなど、待っておれない。山が崩れるなど、取り返しのつかないことになる前に、間伐してしまおう。一般市民が立ち上がっているのです。国民のみなさん、応援してください。

5月12日 チェンソー講習会ステップ②の一場面
於:兵庫県宍粟市

日本の森を蘇らせたい、動物たちが人里に出て来て殺されなくてすむように、帰れる森を復元してやりたい・・・自分には何の利益にもならないことのために、毎回、会員のみなさんが、自費で参加費を払って参加してくださっています。

みなさん純粋で一生懸命だからでしょう、本部指導者も驚くほど早く確実に、参加者の腕があがっていっています。

この後の5月のチェンソー講習会の予定は以下です。一応チェンソーは使えるけれど、この際、しっかり基礎から勉強し直しておきたいという方も、ご応募ください。

5月17日(木) ステップ②
5月19日(土) ステップ③
5月24日(木) ステップ②
5月26日(土) ステップ①

スギの人工林を皆伐し、実のなる木を奥山に植樹 (ライオンズクラブ)5月13日

くまもりの活動に賛同してくださった大阪のライオンズクラブのみなさんが、実のなる木の奥山植樹会を企画して下さいました。くまもりは、全面的に準備・協力させていただきました。とても楽しい植樹会となりました。

人工林伐採前のイメージ写真(近くの、スギ未伐採地)

スギ伐採後、明るくなった斜面にシカよけ網をパッチ状に張って造った植樹地  網の目が小さいのは、シカが角をひっかけて動けなくなり死んでいくのを避けるためです。


サルナシ(=コクワ)を一生懸命植えていた8歳の小学生  この日は、ウワミズザクラやヤマブドウなど、実のなる木をいろいろと植えていただきました。

「毎年、実のなる木を少しずつでも植え続けていきたい」植樹を楽しんでくださった参加者のみなさんの感想です。

国は、餌を求めて人里に出て来た野生鳥獣を効率よく捕殺したり、かれらが人里に入ってこないように柵を設けたり・・・人間を守ることにしか取り組んでいないと言っても過言ではありません。

こんななかで、まだまだ目に見えないような小さな流れですが、動物たちが山から出て来なくてもいいように、昔のような餌のある森を復元・再生してやろうという一般国民によるやさしい取り組みが兵庫県の奥山で実施されたことは、本当に心温まります。みなさん、ありがとうございました。

日本では、農薬ネオニコチノイドの規制なし (農林水産省農薬対策室)

農水省の担当部署に、電話しました。

くまもり「ネオニコチノイドは、日本でよく使われているのですか」
農薬対策室係官「カメムシやウンカ、ツマグロヨコバイを殺すために、農薬のネオニコチノイドは大変効果があり、田んぼなどでよく使われています」
くまもり「ハチが消えて、果樹園が困っておられますが」
農薬対策室係官「ハチが消えたこととの関連は、まだよくわかっておりません。ダニやウィルスによってハチが消えたという説もあり、現在調査中です」
くまもり「疑わしきは規制となりませんか。ヨーロッパでは使用禁止だそうですが」
農薬対策室係官「まだ結論は出ておりませんので、使用禁止にはしません」
くまもり「戦後、松枯れ対策に、膨大な薬剤の空中散布が行われてきましたが、山の中のいろんな虫たちを大量に殺しただけで、松枯れは止まっておりません。農薬会社が潤っただけです。疑いが起きた時点で、すぐに止められないのでしょうか。いまだに山に松枯れ対策として薬剤を空中散布していますよ」
農薬対策室係官「そちらの方は、林野庁の担当ですので」
くまもり「ありがとうございました」

5月11日 生き物たちが消えた奥山の林内 一体日本の山の中で何が起きているのか

くまもり調査研究部は、クマたち野生動物たちの生息環境が保たれているかどうかを調べるため、毎週兵庫の奥山に入り続けています。5月11日に調査した山は、かつてクマたちが棲んでいた豊かな森でした。今は、クマはもちろん、虫に至るまで、生き物たちの気配がほとんど感じられません。標高900メートルまで登ってみましたが、林内の様子に驚きました。

ほとんどのコナラ、ミズナラが枯れているか、今にも枯れそうに弱っていました。これでは、秋のドングリは、望めません。
冬ごもり明けのクマたちの大好物のひとつは、スズコ(チシマザサのタケノコ)です。しかし、ササが全部枯れているのです。
枯れたササを触ってみると、茎がぼろぼろと崩れていきます。酸性雨?シカ?

国は増え過ぎたシカが原因だと言っていますが、本当でしょうか。ディアラインのようなものが感じられなくもなかったのですが、シカ生息の痕跡もほとんどないのです。フンは少しはありましたが、それでもほとんど見られませんでした。シカの角とぎしたと思われる痕跡もありましたが、昔の古いものばかりでした。2週間の間、仕掛けていたビデオカメラに映っていたのは、夜間に現れた1頭のシカが2回だけでした。

シカの死体を3頭だけ発見しました。今年の大雪が原因でしょうか。

まさに沈黙の森の中で、カエルの卵と、ヘビを見つけました。生き物が少し残っていた…!

一体、日本の山に何が起きているのでしょうか。これでは、冬ごもり明けのクマたちが食べる物は何もありません。稚樹を探しまわりましたが、わずかにツツジらしき稚樹を何本か発見しただけでした。一体、山はどうなっていくのでしょうか。

やっと雪が消えたので、くまもりは今後も奥山を歩き続け、みなさんに奥山状況を報告し続けていきます。

小出裕章さんの反原発教室「優しく生きることと原子力」 於 青山学院大学

4月22日、青山学院大学の講堂1700席が埋まりました。(クレヨンハウス主催)

奥山保全・再生に取り組んでいるくまもりにとっても、今や放射能汚染問題は避けて通れない重大な問題です。素晴らしい内容ですので、ご紹介します。ご覧ください。

リンゴ農家悲鳴 ハチが消えた 今やハチはまぼろし


リンゴの花は、本当に清楚で美しいです。今年も、受粉の季節がやってきました。しかし、今、リンゴ園には異変が起きています。ミツバチが来ないのです。

兵庫県宍粟市にあるリンゴ園では、近年、すべての花に人手をかけて人工授粉をして回っています。ミツバチが来てくれると、まんべんなく全体に花粉が付いて完璧な形のリンゴがとれるそうです。人間が受粉すると、どうしても花粉の付きに偏りが出るということで、ミツバチが戻ってきてくれることを、心から願っておられました。

以下、リンゴ園の方の証言です。
「以前は、裏山に行くと、ハチの巣でいっぱいだった。ハチだけではなく、山の中はいろいろな虫、鳥、生き物たちの命があふれていた。今は、何もおらんよ。ハチなんてまぼろしだ。あんなにいた生き物たちが、山から消えてしまった。ツバメも見かけなくなった。なぜだかわたしたちにはわからない」

なぜハチが消えたか

最近、農薬のネオニコチノイドが原因だとする説が強力です。日本在来種蜜蜂の会も、ネオニコチノイド原因説です。この農薬が使われ出した時期と、ハチが消えた時期が一致しているそうです。フランスやイタリアでは、既に使用禁止になっています。日本も早く動いてほしいものです。

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